クラウドSIM対応のスマホ型ルーター「GW01」登場 ビジョンが8月からレンタル開始
ビジョンが、クラウドSIM対応のスマホ型ルーターのレンタルを8月1日に開始する。海外の108箇所で現地キャリアに自動で接続するのが特徴。本体はルーターよりもスリムで軽く、手軽に持ち運べる。
海外向けモバイルWi-Fiルーターのレンタル事業を手掛けるビジョンが、クラウドSIMに対応したスマートフォン型Wi-Fiルーター「GW01」のレンタルを、8月1日に開始する。同社によると、クラウドSIMに対応したスマホ型ルーターを提供するのは世界初だという。
従来のクラウドSIM対応Wi-Fiルーターと同様に、1台で108箇所以上のエリアで、現地キャリアのネットワークに自動で接続する。サイズは76(幅)×154(高さ)×7.9(奥行き)mm、重量は180gで、同社のWi-Fiルーターよりも厚さが59%、重さは25%ダウンした。従来のルーターよりも手軽に持ち運べるのがメリットといえる。最大12時間以上の連続利用が可能としている。
利用できる機能には制限が掛けられており、ストアからアプリをダウンロードすることはできない。ビジョンによると、現在提供を予定しているのが、お天気アプリ、両替計算アプリ、海外安全情報配信アプリ、Voipアプリなど、海外で利用頻度の高いものをそろえた。音声回線を用いた通話は今のところ利用できないが、ユーザーの声に応じて機能は拡張する予定。
各事業者が独自のコンテンツを搭載できるよう、OEMとしてもGW01を提供する。
レンタル料金は1日あたり300円から。Webサイト、フリーダイヤル、フリーダイヤル(0120-510-670)、空港カウンターで申し込める。申し込みができる空港は、成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、大阪国際空港(伊丹空港)、中部国際空港、福岡空港、那覇空港、仙台空港、大分空港、鹿児島空港。
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