UQ mobileが「非VoLTE」SIMの新規受付を9月30日をもって終了
UQ mobileが、音声通話にauの3Gネットワークを使うSIMカード(いわゆる「非VoLTE」のSIMカード)の新規発行の受け付けを終了する。既存契約についてはプラン変更を含め引き続きサービスを利用できる他、故障・紛失・盗難時の再発行も継続する。
UQコミュニケーションズとUQモバイル沖縄は、9月30日をもってMVNOサービス「UQ mobile」における「VoLTE非対応SIMカード」の新規発行を終了する。10月1日以降、VoLTE非対応SIMカードの新規契約やSIMカード変更(故障・紛失・盗難時を除く)は受け付けなくなるが、同SIMカードでの通信サービスやプラン変更の受け付けは継続する。
新規発行を終了するSIMカード
9月30日をもって新規発行を終了するSIMカードは以下の通り。
- microSIMカード(MVNO用の「au Micro IC Card(LTE)」)
- nanoSIMカード(MVNO用の「au Nano IC Card(LTE)」)
- iPhone(※)専用nanoSIMカード(同上)
※ au(KDDIと沖縄セルラー電話)が販売したSIMロック付き、またはAppleが販売したSIMロックフリーの「iPhone 5s」「iPhone 6」「iPhone 6 plus」に対応
10月1日以降の新規契約分については、VoLTE対応の「UQ mobile Multi IC Card」のみ発行する。またVoLTE非対応SIMカードの故障・紛失・盗難時の再発行については、引き続き受け付ける。
今回の措置はauの「WIN(3G)終了」と関連か
UQ mobileの回線提供元であるauでは、2022年3月をもって3Gサービス「CDMA 1x WIN」の提供を終了する予定となっている。
CDMA 1x WINのサービスが終了すると、一部の端末を除きVoLTE非対応のSIMカードでの通信ができなくなる。これはUQ mobileを含むau回線を使うMVNOサービスも同様だ。
今回、UQ mobileがVoLTE非対応SIMカードの新規発行を終了する背景には、auのCDMA 1x WINのサービス終了に伴うトラブルを未然に防ぐ狙いがあると思われる。
今後、この動きにVoLTE非対応SIMカードを発行する他のMVNOが続くかどうか、注目される。
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