ミッドレンジ並みの4万円台 auの「Xperia XZ3」が売れている理由
auの「Xperia XZ3」が販売ランキング上位をキープしている。売れているのは、ずばり価格が安いから。ミッドレンジ並みの4万3200円(税込み)で販売されている。
GfK Japanの販売ランキングでは、いまだ「iPhone 8」や「iPhone XR」が上位の常連だが、Android勢でここ数カ月、善戦している機種がある。それがauの「Xperia XZ3 SOV39」だ。
2018年11月に発売したXperia XZ3 SOV39は、発売当初はトップ10にランク入りしたが、すぐに圏外へ落ちてしまった。しかし2019年4月15日〜4月21日のランキングで、SOV39は前週19位から一気に6位へとジャンプアップした。それ以降、3位〜5位をキープしており、後継機種の「Xperia 1 SOV40」がトップ10外に後退してからも好調だ。
Xperia XZ3はauだけでなく、ドコモやソフトバンクも販売しているが、なぜauモデルだけが売れているのか。答えはシンプル、「価格が安いから」。実は、Xperia XZ3 SOV39は2019年4月19日に、一括価格を7万6500円(税込み、以下同)から4万3200円に値下げしており、発売当初の9万9360円と比べると5万6160円も安くなった。
ちなみにドコモのXperia XZ3は9万1368円、ソフトバンクのXperia XZ3は6万4800円。ドコモ版は発売当初の9万8496円から大差なく、ソフトバンクは発売当初の11万9040円から大幅に安くなっているが、現在はau版が最安だ。
Xperia XZ3 SOV39の4万3200円は、ミッドレンジモデルとほぼ変わらない価格だ。夏モデルだとサムスン電子の「Galaxy A30 SCV43」と同額で、XZ3の後継機であるXperia 1 SOV40は10万9080円と2倍以上も高い。
Xperia 1は画面サイズがXZ3の6.0型から6.5型へと大きくなり、アスペクト比は21:9の縦長になった。プロセッサも最新のSnapdragon 855となり、アウトカメラは超広角や望遠の撮影も可能なトリプル仕様に進化した。ただ、Xperia XZ3もQHD+有機ELディスプレイやAndroid 9を搭載するなど、現役のハイエンドスマホとして十分使える。
【訂正:2019年8月5日14時52分 初出時に、Xperia XZ3のディスプレイ解像度を4Kとしていましたが、正しくはQHD+です。おわびして訂正致します】
auオンラインショップでは、Xperia XZ3のホワイトシルバーとフォレストグリーンは既に販売終了になっており、現時点で在庫ありとなっているのは、ボルドーレッドとブラックのみ。Xperia XZ3狙いの人は、早めに入手しておきたい。
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