楽天モバイル、MVNOサービスの最低利用期間と解約金を撤廃 MNOへの移行時期は未定
楽天モバイルが、MVNOサービスの料金プラン「スーパーホーダイ」を2019年10月1日に改定。これまで設けていた「最低利用期間」と「契約解除料」を撤廃する。MNOサービスを始める10月1日以降も新規契約は継続して受け付ける。
楽天モバイルが、MVNOサービスの料金プラン「スーパーホーダイ」を2019年10月1日に改定する。料金自体に変更はないが、これまで設けていた「最低利用期間」と「契約解除料」を撤廃する。※価格は全て税別。
これまで、スーパーホーダイでは1年間、2年間、3年間の最低利用期間を設けており、契約期間に応じた割引を受けられた。契約期間内に解約すると、9800円の契約解除料が発生する。
10月1日以降は、最低利用期間と契約解除料は発生せず、楽天会員割として1年間1500円の割引、ダイヤモンド会員割として最大1年間500円の割引を受けられる。
なお、現行のスーパーホーダイを契約している楽天モバイルユーザーが改訂後のスーパーホーダイに変更すると、現在の申し込み内容に応じた契約解除料が発生する。
スーパーホーダイは、10分以内の国内通話かけ放題とデータ定額を組み合わせたプラン。月額2980円で2GB、月額3980円で6GB、月額5980円で14GB、月額6980円で24GBのデータ通信ができる。これらの容量を使い切った後は、1Mbpsでデータ通信が使い放題となる。
MNOと同様、Androidスマートフォン9機種を新たに取り扱う(関連記事)。
楽天モバイルは10月1日にMNOとしてサービスを開始するが、同日以降、MVNOサービスも継続し、新規契約も受け付ける。今後はMNOへの移行を推奨するが、具体的な移行時期は決まっていない。
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