Y!mobileのスマホ向け“分離プラン”は「スマホベーシックプラン」のリニューアル 10月1日提供開始:S・M・Rの3本立て
Y!mobileが、改正電気通信事業法とそれに伴う改正省令に対応するプランが新たに登場する。2年契約のない「スマホベーシックプラン」を値下げする形で対応するが、「L」プランについては「R」プランにリニューアルされるという。
ソフトバンクとウィルコム沖縄は9月9日、Y!mobileブランドの10月1日以降のスマートフォン向け料金プランを発表した。割り引き適用前の月額料金は2680円からとなる。
(記事中の料金は全て税別)
10月1日からの料金プランの概要
10月1日からの料金プランは、定期(2年)契約のない「スマホベーシックプラン」をメインに据える。
従来の同プランには「スマホベーシックプランS」(2GB)、「スマホベーシックプランM」(6GB)、「スマホベーシックプランL」(14GB)の3種類があるが、これらのうちSとMについて月額料金を値下げした上で、Lの代わりに「スマホベーシックプランR」(10GB)を新設する。
月額料金は以下の通り。
- スマホベーシックプランS:2680円(9月30日までは5480円)
- スマホベーシックプランM:3680円(9月30日までは6480円)
- スマホベーシックプランR:4680円(新設)
いずれのプランも新規契約または機種変更から2年間は「データ増量キャンペーン」が適用されるので、月間データ通信容量が1GB(プランS)または3GB(プランM/R)増える。
各料金プランに適用できる料金割引は以下の通り。
- 新規割(新規契約の翌月から6カ月間):月額700円(※1)
- おうち割 光セット(A):月額500円(※2)
- 家族割引サービス(2回線目以降から適用可):月額500円(※2)
(※1)MNP、ソフトバンクブランドからの番号移行、PHSからの契約変更を含む
※2 おうち割 光セット(A)と家族割引サービスは併用不可
1回10分以内の国内通話定額(一部適用外番号あり)が標準付帯することなど、その他の提供条件については従来と変わりない。
端末代金も値下げ 「36回払い」も導入へ
月額料金の改定に合わせて、両社では10月1日からY!mobileブランドの一部スマートフォンの販売価格を引き下げると共に、端末代金の支払い方法に「36回払い」を追加する。
引き下げ例として出ているのは「Android One S5」と「かんたんスマホ」で、オンラインストア価格において前者は4万9200円から2万9455円(40%引き)に、後者は5万5200円から4万2546円(23%引き)に改訂される。
既存契約者の扱い
既存のスマホベーシックプランや、定期(2年)契約付きの「スマホプラン」を9月30日までに契約したユーザーの扱いは以下の通りとなる。
スマホベーシックプラン S/Mの契約者
10月1日以降、新しい料金が適用される。
スマホベーシックプランLの契約者
10月1日以降、月額料金が8480円から5680円に値下げされる。それ以外の利用条件は変わらない。同プランのへ新規契約やプラン変更は、同日以降受け付けない。
スマホプラン契約者
10月1日以降も従来通りの料金で引き続き利用できる。同プランのへ新規契約やプラン変更は、同日以降受け付けない。
同プラン利用者が10月1日以降にスマホベーシックプランに変更する場合、契約更新期間以外では原則として契約解除料(9500円)が必要となる。ただし、以下のいずれかの条件を満たす場合は契約解除料を免除する。
- Y!mobileを2年以上継続して契約していること
- 機種変更と同時にプラン変更を行うこと(※3)
※3 機種購入が必要。変更先のプランは「ケータイベーシックプランSS」でも可
定期契約プランは全て終了へ 他の一部サービスも条件変更あり
Y!mobileブランドの料金プラン改定は、10月1日に施行される改正電気通信事業法と関連省令への対応に伴うもの。
このこともあり、スマホプラン以外の定期契約プランや回線と端末がひも付いた割引類についても9月30日をもって新規受け付けを終了する。同日までに契約した分については、10月1日以降も利用できる。
また、同日からY!mobileブランドにおけるMNP転出手数料が契約からの期間を問わず一律3000円となる。
その他、継続される割引サービスやキャンペーンについても、改正法・省令への対応に伴い、10月1日以降の契約分において条件が変更されるものがある。詳細は、Y!mobileのWebサイトを確認してほしい。
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