iPhone 11/11 Pro/11 Pro Maxの実機を速攻チェック デザインやカメラは何が変わった?(1/2 ページ)
Appleが「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」の3機種を発表した。11がスタンダードモデルとなり、プロ仕様の11 Proと11 Pro Maxは、よりハイスペックなディスプレイとカメラを備える。3機種の実機を早速チェックしていく。
Appleは、9月10日(米国時間)に、「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」の3機種を発表した。2018年とは命名規則が変わり、iPhone XRの後継機にあたるiPhone 11が、メインの端末に据えられた格好だ。スペシャルイベントでは、iPhone XS、XS Maxの後継となるiPhone 11 Pro、11 Pro Maxは、その名の通り「プロ仕様」であることがうたわれた。
デュアルカメラになり、カラーリングも変わったiPhone 11
まずは3機種の中で、最もスタンダードなモデルとなるiPhone 11をチェックしていこう。ディスプレイサイズはiPhone XRと同じ6.1型で、液晶を採用しているため、ベゼルは上位モデル2機種と比べるとやや太め。手に持ったときの印象は、iPhone XRと大きくな違いはない。
フレームにはアルミニウムが採用されている。左右に搭載される各キーはiPhone XRと同じで、側面の上下にはアンテナとして機能させるためスリットが存在する。下部にはLightning端子とスピーカーを搭載する。背面はガラス素材を採用。写真はイエローだが、iPhone XRの同色と比べると、より薄い色味が採用されていることが分かる。
カラーバリエーションは他に、ブラック、ホワイト、パープル、グリーン、(PRODUCT) REDの計6種類。パープルとグリーンはイエローと同様、ペールカラーともいえる彩度の低いカラーリングになっているのが特徴だ。
カメラはiPhone XRから大きく進化したポイント。外観からすぐに分かるのはが、デュアルカメラになっている点だ。シングルカメラだったiPhone XRに対し、iPhone 11では、35mm判換算で13mmの超広角カメラが加わった。後述するiPhone 11 Pro、11 Pro Maxとデザインを合わせるためか、台座のようになったパーツに2つのカメラが配置されている。カメラ部分も色は合わせてあるため、目立つことは目立つが、そこまで違和感は覚えなかったというのが率直な第一印象だ。
撮影時には、画面にカメラを切り替えるためのボタンが表示される。シングルカメラのiPhone XRにはなかったユーザーインタフェースだが、デュアルカメラのiPhoneではおなじみのもの。これをタップすると、「1x」と「0.5x」の2つに切り替わる。このボタンをドラッグすると、倍率を細かく調整できる。1倍未満と1倍の間で、ハードウェアを切り替えているはずだが、それを感じさせないスムーズさで、あたかもレンズを動かして倍率を調整しているような感覚だった。
2つのカメラを使って、広角カメラで撮影する際に、超広角カメラでフレーム外の構図を保存しておくこともできる。静止画はデフォルトでオフになっていたが、オンにすると、後から本来の広角カメラでは写っていなかった“外側”を表示させることができる。編集のトリミングツールを呼び出すと、構図を広げることが可能。いわば、逆トリミングといったところだ。
動画撮影をすぐに始められるのもポイント。カメラモードのとき、右側にシャッターボタンをドラッグすると、すぐに動画撮影が始まる。あらかじめ両方のカメラで撮影しているため、撮影中の切り替えも非常にスムーズだった。ポートレートモードは「HIGH-KEY LIGHT MONO」に対応するなど、撮影モードが増えた格好。デュアルカメラになり、カメラの機能はiPhone XRから大きく進化している。後述する「ナイトモード」にも対応している。
関連記事
- 「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」は何が違う? ざっくり整理
2019年の新型iPhoneとして、「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」が発表された。いずれも製品名に「11」を冠するが、何が違うのか。主な違いはディスプレイとカメラだ。 - 去年よりも安い? それとも高い? 「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」価格まとめ(Apple Store編)
いよいよ発表された2019年の新型iPhone。その価格は2018年モデルの発売当初と比べてどうなのか。Appleの直販価格ベースで比較してみよう。 - 新iPhone発表で消えたモデル、残ったモデルの新価格
Appleが新iPhone、「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」を発表した。残された2モデルはそれぞれ1万円以上値下げになった。 - Appleが「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」を発表 約10.7万円から
Appleが、2019年の新型iPhoneを発表。「iPhone 11」に続き、プロ向けをうたう「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」の2モデルも投入することを発表した。【更新】 - Appleが「iPhone 11」発表 直販価格は7万4800円から
Appleが、2019年の新型iPhoneを発表。「iPhone 11」が登場する。日本での直販価格は7万4800円からとなる。【更新】
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.