auの「アップグレードプログラムDX」登場 端末代金を最大半額免除、他キャリアでもOK
KDDIが、10月1日から新たな端末購入補助プログラム「アップグレードプログラムDX」を提供する。48回の分割払いで対象機種を購入し、25カ月目以降に端末を返却して、新たな機種に買い替えると、割賦代金の半額を免除する。ソフトバンクの「半額サポート+」と同じ仕組みだ。
KDDIが、10月1日から新たな端末購入補助プログラム「アップグレードプログラムDX」を提供する。
48回の分割払いで対象機種を購入し、25カ月目以降に端末を返却して、新たな機種に買い替えると、割賦代金の半額を免除する。利用料金は月額390円×24回。なお、12カ月利用後に、前倒しで13カ月目〜24カ月目の代金を支払うことで、13カ月目に半額免除の特典を受けることもできる。
対象機種は「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」、その他のスマートフォン。
従来の「アップグレードプログラムEX」はauユーザーのみのサービスだったが、アップグレードプログラムDXではauの契約に関係なく、他キャリアのユーザーも対象とする。ただし割賦で購入すると、100日間はSIMロックを解除できないため、他社ユーザーは100日間はモバイル回線では利用できない。なお、au系のMVNOサービス(UQ mobileやmineoなど)は、ロック解除なしでも利用できる。
2019年10月1日から施行される改正電気通信事業法では、通信の継続利用を条件とする端末割引が「2万円」までに制限される。今回のアップグレードプログラムDXでは「通信の継続利用」の条件を取り払ったことで、改正法に抵触しないようにした。同様の施策は、ソフトバンクも「半額サポート+」を9月13日から提供する。
なお、iPhone 11シリーズは9月20日発売だが、アップグレードプログラムDXの提供は10月1日からのため、9月20日〜30日にauのiPhone 11シリーズを購入しても、同プログラムに申し込むことはできない。9月30日まで「アップグレードプログラムEX」には申し込める。
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