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携帯各社が台風15号に伴う支援措置 速度制限解除や支払期間延長など

NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの携帯電話3社は、台風15号の被害に対する支援措置を発表。データ通信の速度制限解除や利用料金の支払い期限延長、修理費用の軽減などを行う。

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 NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの携帯電話3社は、台風15号の被害に対する支援措置を発表した。対象は千葉県、神奈川県、茨城県、東京都、静岡県の災害救助法適用地域に「契約者住所」「請求書送付先」などがあるユーザー。

NTTドコモ

 9月30日までの期間、契約プランのデータ量を超えた場合も制限なくデータ通信が利用できるよう速度制限を解除。電池パック・ACアダプタ・DCアダプタ・FOMA補助充電アダプタ・ポケットチャージャーを対象地域のドコモショップで無償提供し、携帯電話を破損・故障・紛失した場合は購入時の特別割引や故障修理代金の一部減額などをはじめ、復旧代金を無料とする。

 避難などで「ドコモ光」を利用できなかった場合は、当該期間中の「ドコモ光」基本料金などを無料とし、被災により仮住居へ転居する場合は「ドコモ光」の移転工事料金及び移転手数料を無料にする。

 携帯電話・「ドコモ光」などの利用料金をドコモショップ、コンビニエンスストア、金融機関の窓口で支払っている場合は、2019年9月請求(2019年8月利用)分の支払期限を延長する。それぞれ期間は10月31日までとなり、一部申し出が必要となる。

KDDI

 災害救助法が適用された地域のユーザーは、au one net(auひかり、フレッツ光、フレッツ・ADSL)、ホームプラス電話、ケーブルプラス電話、ケーブルプラス光電話、ホーム電話、au HOME、with HOMEといった固定通信サービスを利用できなかった場合、申告により減額。請求書を窓口で支払っている場合は2019年9月請求(2019年8月利用)分の支払期限を延長し、新規契約事務手数料、機種変更手数料、端末増設手数料、ICカード発行手数料、au ICカード再発行手数料を減免する。

 災害により破損・故障した携帯電話機の修理費用を一部軽減し、新規・機種変更・端末増設を希望する際には1回線1回まで移動機購入時の特別割引を実施。被災したPC・スマートフォンなどのデータ復旧にはリーガルテック提供の「データ復旧サービス」を紹介し、データ復旧にかかわる費用を支援する。災害復興を行う市区町村の災害対策本部、公的機関などの団体からの要請があった場合は携帯電話や充電器などの貸し出しを行う。

 9月30日までの期間、対象の契約プランでデータ容量を超過した場合も通常速度でデータ通信を利用できるよう通信速度制限の解除を順次実施していく。

ソフトバンク

 窓口で利用料金を支払っている場合、各種支払期限を請求書記載の日付から1カ月延長する他、避難などにより「SoftBank 光」「SoftBank Air」「Yahoo! BB」「SoftBank ブロードバンド サービス」などのインターネット接続サービスや「おうちのでんわ」「おとくライン」などの固定電話サービスを利用できなかった場合、ユーザーの申告に応じて月額基本料金などを減免。

 千葉県と茨城県のソフトバンクショップやワイモバイルショップなどでは、無料充電サービスを実施。千葉県全域では公衆無線LANサービス「ソフトバンクWi-Fi スポット」を無料で開放している。

 災害によって破損・水ぬれ・紛失で携帯電話機、電話機、データカード端末の交換または修理を希望する場合は、加入サービスや機種などに応じて費用を一部減免または無償化。9月30日まではデータの追加購入料金を無償化する。特別養護老人ホームなどの社会福祉施設へ衛星携帯電話などの貸し出しも行っている。

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