解約金1000円なら、解約月を意識せずに解約する――7割のユーザーが回答
インターファームは、9月20日に「スマートフォンの解約に関するアンケート」の結果を発表。解約時に「解約月(更新月)」「最低利用期間」を意識したユーザーは79.5%で、意識した理由で最も多いのは「解約金・違約金が高いから」の63.6%となった。
インターファームは、9月20日に同社が運営する格安SIM比較サイト「スマホ比較のすまっぴー」が実施した「スマートフォンの解約に関するアンケート」の結果を発表した。対象はサイト会員で格安SIM・格安スマホを利用する10〜60代の男女464人。
解約の理由として最も多かったのが「料金が高いから(61.6%)」で、次いで「他にもっと良い事業者を見つけたから(27.2%)」となる。その他の理由は10%を下回り、解約の理由は料金にあることが伺える。
解約の検討時に「解約月(更新月)」または「最低利用期間」を意識したとユーザーは79.5%、意識していないユーザーは16.8%で、解約月などを意識している人が圧倒的に多い結果となった。解約月を意識した理由で最も多いのは「解約金・違約金が高いから(63.6%)」となり、解約金・違約金の料金の高さを理由に解約月を意識しているのが分かった。
また、妥当だと考える解約金・違約金の金額を自由入力で尋ねたところ「1000円」が32.3%で最も多く、「0円(無料)」が22.4%、「3000円」が16.6%、「2000円」が10.6%という結果になった。2019年10月1日から解約金・違約金の上限が1000円になることへの認知度は全体の75%以上であった一方、約4割のユーザーが1000円より高い金額を示している。一方、2割以上のユーザーはMVNOの解約金・違約金の上限も1000円になることを知らなかった。さらに、およそ7割のユーザーが「解約金・違約金が1000円になったら解約月を意識せずに解約する」と回答している。
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