間もなく日本上陸? 「Galaxy Note10+」のSペンやカメラを試してみた(2/3 ページ)
Samsung Electronicsが8月7日にニューヨークで発表し、日本での発売も期待される「Galaxy Note10」シリーズ。約6.8型ディスプレイを搭載するNote10+(グローバルモデル)を、いち早く試す機会を得た。サイズ感、Sペン、カメラなどをチェックした。
進化したSペンは、絵を描かない人にも役立ちそう
Galaxy Noteシリーズの最大の魅力は「Sペン」と言っていいだろう。ペンダブレット関連で多数の特許を持つワコムの技術が用いられており、4096段階もの筆圧を検知する。1本のSペンで、ペンの種別や太さを変えたり、色を変えたりして、精細なイラストを描くこともできる。と聞くと、絵を苦手とする人には“宝の持ち腐れ”になると思うかもしれない。しかし、実際にはSペンは絵を描かなくても重宝する。
Sペンは、まるで紙の手帳に鉛筆やボールペンでメモを書くかのような、アナログ的な書き心地が特徴。キーボードをタッチして文字を入力するのが苦手という人にも役立つこと請け合いだ。
筆者が最も気に入ったのは、Sペンで書いた文字をワンタッチでテキストデータに変換できる新機能。Sペンで文字を書くと、ついつい文字が大きくなりがちだが、それを読みやすい文字サイズのテキストに変換して保存できるのだ。しかも、そのデータをWordやPDFに変更することも可能。
以前から継承されている機能ではあるが、Sペンを抜き出して、スリープ状態の黒い画面に素早くメモを書ける機能も便利。メモは自動保存されるので、後で見返すことができ、「Samsung Notes」というアプリに保存しておけば、手書きでメモを検索することも可能だ。
Sペンには「書く」「描く」以外の機能もある。例えば、スマホから離れた状態で、Sペンをリモコンとして、カメラを起動したり、シャッターを操作したりということも可能。Sペンで円を描くように動かしてズーム操作を行える機能も追加されていた。
Webページを見ているときに、ペン先を近づけた部分が拡大される「ルーペ」機能も便利。ペン先を近づけると翻訳ができる機能も、外国語学習や海外出張時などに役立ちそうだ。
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