スマホ決済 11月開催のキャンペーンまとめ(1/2 ページ)
「キャッシュレス・消費者還元事業」の対象店舗でキャッシュレス決済をすると、5%か2%の還元を受けられる。そんな中でも、決済サービス事業者は、独自のキャンペーンを提供しているところが多い。今回は11月の主なキャンペーンや還元施策を紹介する。
10月から消費税増税が施行され、国が利用者へのポイント還元や店舗の支援策などを行うことでキャッシュレス化を推進する「キャッシュレス・消費者還元事業」も開始された。期間中に事業の対象となる店舗で、キャッシュレス決済をすると、5%か2%の還元が受けられる。
そんな中でも、決済サービス事業者は、独自のキャンペーンを提供しているところが多い。今回は11月の主なキャンペーンや還元施策を紹介する。
PayPay:「PayPayフリマ」と「PayPayモール」で最大20%相当を付与
PayPayフリマでは、「PayPay残高」で支払った場合、通常付与される1%相当の「PayPayボーナス」に加えて19%相当の「PayPayボーナスライト」を上乗せする。付与上限は1回につき1000円相当、月3000円相当まで。実施期間は11月から12月25日までとなる。付与日は11月付与分が2020年1月中、12月付与分は2020年2月中を予定している。
PayPayモールでは、PayPay残高または「Yahoo! JAPANカード」で支払った場合、通常時に付与する特典に9%相当のPayPayボーナスライトを上乗せして最大20%相当を付与。付与上限は月1万円相当で、付与日は注文日の翌週から3週間経過後の木曜日を予定している。実施期間は2020年1月31日までだが、上乗せ分が総額は100億円相当に達した時点でキャンペーンは終了する。
d払い:ドラッグストアで10%還元キャンペーン
ドコモの「d払い」を対象ドラッグストアで利用すると、通常進呈するdポイントに加え、決済金額の10%となるdポイントを還元する。期間は2019年11月1日から11月14日まで。
対象となるドラッグストアは、マツモトキヨシ、ウェルシア、ココカラファイン、トモズ、くすりの福太郎などの各店舗。キャンペーンに参加するには、キャンペーンサイトでエントリーする必要がある。
10%還元を受けるためには、d払いの支払いにdカード、電話料金合算払い、口座払いのいずれかを設定しておく必要がある。dカード以外のクレジットカードは10%還元の対象外となるので要注意。
10%還元されるポイントの上限は1回あたりが500ポイント、合計が2000ポイントで2020年1月22日に進呈される。このポイントは期間・用途限定となっており、有効期限は2020年4月27日。店舗やネットでの買い物では使用できるが、携帯料金の支払いやデータ量の追加などには使用できない。
利用状況に応じて最大7%を還元する「dポイントスーパー還元プログラム」と併用すれば、通常の還元率+最大17%のdポイントが還元される。
楽天ペイ:全店舗で合計5%還元
12月2日までに楽天ペイ(アプリ決済)で支払うと、5%ポイント還元となる店舗に加え、対象外の店舗やフランチャイズチェーンなどの2%還元対象店舗でも、楽天ペイメントが一部差額を補塡(ほてん)して楽天ポイントを合計5%還元する。なお事前にエントリーが必要。
楽天が付与する上限は期間中3000ポイントまでとなり、2020年1月31日までの期間限定ポイントとなる。還元のタイミングは2019年12月末頃。なお、ネットでの楽天ペイの支払い分は対象外となる。
キャッシュレス・消費者還元事業でのポイント還元は、期間が2020年6月30日までとなり、通常の楽天ポイントで、上限が1回あたり2万5000ポイントとなる。還元のタイミングは利用月の翌々月末頃となり、 エントリーの必要はない。
関連記事
- 「PayPayフリマ」「PayPayモール」で最大20%還元のキャンペーン開催 11月1日から
フリマアプリ「PayPayフリマ」とオンラインショッピングモール「PayPayモール」で、11月1日から電子マネー「PayPay残高」など最大20%相当を付与するキャンペーンが開催。「PayPayモール」では総額100億円相当を付与する。 - 「d払い」で10%還元キャンペーン ドラッグストアで11月から
ドコモは、コード決済サービス「d払い」を対象のドラッグストアで利用すると、通常進呈のdポイントに加え、決済金額の10%となるdポイントを還元するキャンペーンを実施する。期間は11月1日から11月14日まで。あらかじめキャンペーンサイトからエントリーする必要がある。 - 楽天ペイ、10月1日から導入全店舗でポイント5%還元キャンペーン実施
「楽天ペイ(アプリ決済)」は、10月1日から導入全店舗でポイント5%還元するキャンペーンを実施。「キャッシュレス・消費者還元制度」を活用し、対象外の店舗でも「楽天ポイント」を合計5%還元する。 - モバイルSuicaで乗車すると2%のポイント還元 10月1日から
JR東日本は、Suicaを使って乗車するとポイント還元をするサービスを10月1日に提供開始すると発表した。還元率はモバイルSuicaが1回の利用額の2%、カードタイプのSuicaは0.5%にとどまる。 - ユーザーも店舗も注目したい「キャッシュレス・消費者還元事業」
10月1日に消費税が増税され、税率が今までの8%から10%へと変更された。単純に2%の値上げとなるため、景気が低迷する日本においては消費の冷え込みにつながることが心配されている。そこで導入されたのが「キャッシュレス・消費者還元事業」だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.