「Motion Sense」で操作するDJブースでの演奏動画をGoogleが公開
「Pixel 4」搭載のジェスチャー操作機能「Motion Sense」を紹介するために、GoogleがPixel 4を8台使うDJブースを開発し、プロのDJがライブで演奏する動画を公開した。
米Googleは11月14日、「Pixel 4」のジェスチャー操作「Motion Sense」で操作するDJリグでのパフォーマンスの動画を公式YouTubeチャンネルで公開し、翌日そのメイキング動画を公開した。
協力したのはDJ Feloことニルス・フェリペ・マヌエル・オチョアさん。円周状に並んだ8台のPixel 4にはそれぞれ、ベースやドラムのスネア、ビートを止めるなどの単一の役割が割り当てられており、DJ Feloが画面の上で手を動かすことでオン・オフして曲を演奏した。
メイキング動画では、GoogleのSoliチームがMacBookで演奏する曲に合わせて操作できるようプログラミングしている様子も紹介されている。
Motion Senseは、Pixel 4に搭載されたGoogle独自のセンサーチップ「Soli」で実現するモーションセンサー。日本では当局の認可が下りるまで使えないが、Googleは「Coming soon to Japan」としている。今のところ、この機能でできることは、再生中の音楽の曲飛ばしやアラームのスヌーズなど。また、顔認証の際に端末に手を近づけることで顔認証機能をあらかじめ起動しておく役割も持っている。
GoogleがYouTubeで公開した動画のコメント欄には、「別にMotion Senseを使わなくても画面をタップすればいいじゃないか」とか、「Motion Senseは不安定なのでオフにしてるよ」などというコメントが並ぶが、「目を開かずにアラームを止められて便利だし、顔認証ロックが最速」というコメントもある。
関連記事
- Pixel4に新搭載された60GHz「Motion Sense」――日本では総務省の検討会次第で2020年春までお預け
Googleが「Pixel 4」「Pixel 4 XL」を発表した。目玉機能の1つである「Motion Sense(モーションセンス)」は、日本では当面の間使えない。動きの検知に60GHz帯の電波を使っているからだ。 - ハード、ソフト、AIの三位一体で攻める「Pixel 4」 “我が道を行く”ゆえの課題も
10月24日にGoogleの最新スマートフォン「Pixel 4」「Pixel 4 XL」が発売される。ハードウェアとしては、デュアルカメラ化したことや、電波を使ってジェスチャーを検知する「モーションセンス」に対応した。比較されがちなiPhoneとは開発思想が異なるが、他社比較から見える課題もある。 - 「Pixel 4/4 XL」が10月24日に発売 税込みで約9万円から ソフトバンクも取り扱い
Googleが10月16日、新型スマートフォン「Pixel 4」「Pixel 4 XL」の日本発売を発表した。16日からGoogleストアで予約を受け付け、24日から購入できる。Googleの他、ソフトバンクも取り扱う。 - デュアルカメラになった「Pixel 4」「Pixel 4 XL」登場 モーション操作にも対応(日本は非対応)
Googleのスマートフォン「Pixel」の4世代目が登場。アウトカメラがついにデュアル構成となり、ジェスチャー操作ができる「モーションセンス」が付いた……が、日本では非対応となるようだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.