被災地域外なのに適用された「災害時データ無制限モード」 災害対応を考える:5分で知るモバイルデータ通信活用術(1/2 ページ)
10月の台風19号は大きな被害をもたらしました。幸い、筆者の自宅は特に被害を受けることはなく、災害救助法も適用対象外。しかし、なぜか災害時のデータ通信量無制限措置が適用されました。一体どういうことなのでしょうか……。
「台風15号」と「台風19号」は、各地に大きな被害をもたらしました。これらの台風と、前後の大雨などで亡くなられた方にお悔やみを申し上げると共に、被害に遭われた方々が1日でも早く普段通りの生活に戻れることを願っています。
今回の「5分で知るモバイルデータ通信活用術」では、台風19号が関東地方に上陸する前後の筆者の行動を紹介しつつ、台風通過後に発生した「不思議なこと」について考えていこうと思います。
台風19号から逃れるために「パスポートを準備」
台風19号が本州に接近する数日前、筆者は東京から九州を経由して関西に出かけていました。当初の計画では、10月8日に東京から九州へと移動した後、10日に大阪へ向かい、12日に東京へ戻る予定でした。
非常に勢力の大きい台風であったこともあり、東京からの出発前から「週末の連休にかけて台風が日本に接近する可能性がある」という注意喚起がなされていました。そこで、影響が比較的少ない可能性のある九州または関西にとどまる可能性も考えました。
しかし、あまりに大きな台風は、本州全土に大きな影響を及ぼす可能性もありました。そこで、いったん海外を経由して戻ることや海外に一時避難することも考慮に入れて、大げさ過ぎるかもしれませんが、念のためにパスポートを持って家を出ることにしました。
東京から福岡への移動は予定通りに移動。台風19号の進路を注視しつつも、大阪への移動も予定通りに行いました。大阪到着の時点で、台風が12日の昼過ぎに東京に最も接近する可能性が高いという報道がありました。
このままでは、東京に戻れなくなる可能性があります。そこで、当初の予定を2日繰り上げて10日の夜に東海道新幹線で新大阪駅から東京駅へと移動し、11日中に自宅で台風への備えを済ませることにしました。この時点では台風による影響を受けることなく、すんなりと移動することができました。
筆者が東京に向けて移動した後、12日の東京駅〜名古屋駅間の終日運休と、同日の名古屋〜大阪間は上下3本限定運転が発表されました。そのため、11日は予定を繰り上げて移動する人で混み合い、遅延も発生したようです。これほどの影響を予測していたわけではありませんが、結果的には予定を2日間繰り上げてたことは正解でした。
台風対策の買い物や自宅のベランダに置いてあるモノの屋内待避など、11日は台風に向けた備えをして過ごしました。
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