レビュー
発色が鮮やかでHDRも見事 「Galaxy Note10+」のカメラは“印象派”だ:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(4/4 ページ)
「Galaxy Note10+」は、超広角+広角+望遠カメラを搭載。Galaxy S10+と同等かと思いきや、微妙に進化していたのである。特に肌色の発色やHDRの効きが見事。印象に残る写真を撮れる。
HDRの賢さが際立つ
個人的にGalaxyのカメラの魅力は発色の鮮やかさとHDRの見事さだと思うわけである。
これなんか、日向から日陰までめちゃ明暗差が広い構図なんだけど、うそくさいほど鮮やかにシャドー部も出ているし、ハイライト部もトんでいないし、絵に描いたような写真になっていてびっくり。オートでしれっとこれが撮れるのはすごい。
超広角で撮ったカットもしっかりオートでHDRが掛かっている。見事である。
さて、他にもGalaxy Note 10+ではライブフォーカス動画機能、TOFカメラを使ったクイック測定アプリも用意されているわけだが、今回はそこまで手が回らなかったのでまたいずれ。
何はさておき、相変わらずGalaxyのカメラはよくできている。肌色はしっかり乗せてくるし、HDRは効きまくるし、青や緑もいい色で出るし、印象に残る写真を撮れる。逆に印象的すぎる感もあって好みは出るんだけど、XperiaやiPhoneはナチュラル寄りでGalaxyは印象派寄りって思えばいいかもしれない。
気になったのは、隅々までディスプレイなので、不用意に余計なところを触ってしまいやすいことくらいかも。
確実に2019年のトップグループを引っ張るクオリティーのカメラだ。
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