メインで利用している格安SIMは「楽天モバイル」が最多 MMDの調査
MMD研究所は、3月17日に「2020年3月格安SIMサービスの利用動向調査」の結果を発表した。メイン利用のMVNOシェアは、2019年3月の12.3%から2020年は14.0%に。MVNOとY!mobileを合わせると、格安SIMメイン利用シェアは20.4%となった。
MMD研究所は、3月17日に「2020年3月格安SIMサービスの利用動向調査」の結果を発表した。対象は15歳〜69歳の男女4万1120人。
メインで利用している携帯キャリアの内訳は「NTTドコモ(32.4%)」「au(26.0%)」「ソフトバンク(18.4%)」で、大手3キャリアの合計は76.8%。2019年3月の同調査から2.3ポイント減となった。また、キャリアサブブランドの「Y!mobile」と「MVNO」を合わせると20.3%となる。
格安SIMについての認知度は「格安SIMという言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」が26.7%で最多となり、続いて「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない(利用を検討するまでに至っていない)」が22.3%、「現在も利用している」が20.1%となる。これを認知から現在利用までのファネルで表すと「認知」が90.6%、「サービス名認知」が63.9%、「内容理解」が52.3%となり「現在利用」は20.1%となった。
格安SIMを利用していると回答した8262人を対象に、メインで利用している格安SIMサービスを聞いた。利用率が最も高いのは「楽天モバイル」で26.4%、次いで「UQ mobile」が11.8%、「mineo」が11.0%。契約プランの利用は「音声通話プラン」が76.4%、「データ通信プラン」が23.6%。2019年3月の調査と比較すると音声通話プランの利用は70.2%から6.2ポイント増加、2018年9月の調査と比較すると69.3%から7.1ポイント増加している。
契約プラン別に利用している格安SIMサービスについて、音声通話プラン契約者は「楽天モバイル」が最も高く29.4%、次いで「UQ mobile」が12.9%、「mineo」が11.6%。データ通信プラン契約者も「楽天モバイル」が最も高く16.7%、「OCN モバイル ONE」が11.5%、「IIJmio」が9.1%と続く。
格安SIMをメインで利用しているデバイスは「スマートフォン(Android)」が55.2%で最も高く、次いで「スマートフォン(iPhone)」が38.3%、「タブレット」「モバイルルーター」が2.2%となった。デバイス別で利用サービスを見るとAndroid/iPhone利用者ともに「楽天モバイル」「UQ mobile」「mineo」の順となった。
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