動画配信、XR、ライブ、お笑い――「au 5G」の新エンタメサービス発表
KDDIが、「au 5G」サービスの発表と同時に、エンタメ関連のサービスや提携などを発表した。「ビデオパス」に代わり、新動画配信サービス「TELASA」を4月7日にスタートする。SHOWROOMや吉本興業と提携し、新たな動画コンテンツやお笑いサービスの提供も目指す。
KDDIが、「au 5G」サービスの発表と同時に、エンタメ関連のサービスや提携などを発表した。
新動画配信サービス「TELASA(テラサ)」
KDDIとテレビ朝日が共同出資する会社TELASAが、2020年4月7日から動画配信サービス「TELASA」を提供する。現在KDDIが提供している「ビデオパス」をTELASAにリニューアルする。
月額料金は562円(税別)で、複数デバイスで利用できる。コンテンツを事前にダウンロードすることも可能。4月7日以前にビデオパスに加入しているユーザーは、自動でTELASA会員に移行する。
その他の詳細は4月7日に発表する。
渋谷5Gエンターテイメントプロジェクトで「攻殻機動隊」とコラボ
KDDI、渋谷未来デザイン、渋谷区観光協会は2020年4月以降、「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」を通じて、5GやXR技術を取り入れたサービスを展開していく。
Netflixオリジナルアニメシリーズ「攻殻機動隊SAC_2045」の配信に先駆け、渋谷の街と「攻殻機動隊 SAC_2045」の世界が合成されるというサービス「UNLIMITED REALITY」を、4月16日以降に展開する。
au SHIBUYA MODIや渋谷PARCO10階「コミューン」では、スマートグラス「NrealLight」を使い、AR空間上で攻殻機動隊のキャラクターとコミュニケーションができる。また、渋谷フクラス17階オープンテラスでは、VR/ARヘッドセット「XR-1」を使って攻殻機動隊の物語に入り込み、渋谷を舞台とするミッションを楽しめる。他に、ポスターと連動した渋谷回遊アトラクションや、Instagramと連動したARサービスも提供する。
渋谷パルコ内には、配信型スタジオ「SUPER DOMMUNE tuned by au 5G(仮)」をオープンする予定。5GやIoTなどを生かし、世界中のアーティストが遠隔で参加でき、スタジオの雰囲気をあらゆる場所から体験できるという。
ステージ外からもライブを楽しめる「au 5G LIVE」
2020年7月に開始する「au 5G LIVE」は、ステージを見るだけでなく、インタラクティブに楽しめることを目指すライブ配信サービス。サテライト会場や、スマートフォン、VR端末への映像配信など、遠隔での配信を進めていく。
第1弾の取り組みとして、アーティスト「SEKAI NO OWARI」の「Zepp Haneda (TOKYO)」公演で、au 5Gを活用したステージ演出を実施する。2020年7月に開業予定のZepp Haneda (TOKYO)のホールにau 5Gの基地局を常設し、5Gを活用したライブコンテンツを配信する。
新たな動画体験創出を目指しSHOWROOMと提携
ライブ配信プラットフォーム「SHOWROOM」を展開するSHOWROOMと、KDDIは5G時代の新しい動画配信体験の提供を目指して業務提携。その第1弾の取り組みとして、縦型動画コンテンツを提供するサービス「smash.」の有料サービスを、auスマートパスプレミアム会員限定で、一定期間無料で提供する。
新たなエンタメ体験創出を目指し吉本興業と提携
5Gや先端テクノロジーを活用した新たなエンタメ体験の創出に向けて、KDDIは吉本興業とも業務提携。アンバサダーにキングコング西野亮廣氏が就任し、渋谷の「ヨシモト∞ホール」「Laugh Out」をau 5Gの“お笑い研究所”として情報発信していく。auスマートパスプレミアム会員限定の特別イベントも予定している。
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