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早くも満開! iPhoneで桜をキレイに撮る方法(2020年版)荻窪圭のiPhoneカメラ講座(2/2 ページ)

2020年は、桜が例年よりも早く開花した。そこで、iPhoneで桜を撮るコツを紹介したいが、意外と難しい。たいていの場合「あれ? もっと華やかだったはずなのに」とか「もっと明るく見えたのに」となるからだ。そこを一工夫しようという話だ。

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iPhone 11を手にしたら夜桜を撮りたいよね

 と、これで終わってもいいのだが、最新のiPhoneを手にしたら、夜桜を撮りたいよね。ナイトモードが優秀だし。よし撮ろう。

iPhoneで桜を撮る
ナイトモードで夜桜を狙っているの図

 きれいにライトアップされてなくても、街灯や公園の明かりの1本でもあれば、夜桜は撮れるのだ。課題はiPhoneにありがちなこれ。

iPhoneで桜を撮る
左の方に白っぽい線が入っている。こんな光は肉眼ではなかった!

 画面の外でも強い光源があると、その光がカメラのレンズ内に入り込んで悪さをしちゃうのだ。iPhoneにも困ったものである。

 そういうときは、どの光が悪さをしているかを見極めて、そこからの光を遮断してやる。今回は手元に適当なものがなかったので、無精して左手で遮ることに。この場合、左斜め上にある公園灯が犯人だったので、それをふさぐように左手で覆う。

iPhoneで桜を撮る
左上に左手の一部がほんのちょっとだけ写ってしまったけど、効果はよく分かるはず

 実際には手が映り込まないギリギリのところを見極めて撮ること。コツをつかんでくると、夜桜は楽しいよ。背景が真っ暗なので暗い背景に白い花びらがよく映えるし。

 明かりが当たった花びらが近い位置にあると、夜でもいい感じに撮れる。

iPhoneで桜を撮る
陰影がはっきりでるのが夜桜のよさ。光が当たる花びらを探そう

 さらに、夜桜ならではのアングルを見つけると楽しくなる。ちょうどV字に分かれていた枝の間から狙うと、深い谷の向こうに桜が咲いている感じに。これ、昼間だと撮れない絵だ。

iPhoneで桜を撮る
V字の狭い谷から見えている夜桜

 以上。まだ桜には間に合う! ということで、昼の桜から夜桜まで、iPhone1つで桜を楽しんできてくださいまし。ただし、大勢で集まっての花見は新型コロナウイルス感染を防ぐためにも、避けた方がよいかと思います。ぶらぶら歩きながら桜を撮って楽しむくらいでぜひ。

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