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見た目が“ハイエンド機っぽい”「moto g8 plus」 カメラの実力はどう?荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

ミドルクラスながらグラデーションが美しいボディーにトリプルカメラを搭載した、モトローラの「moto g8 plus」。3万円台で買えるトリプルカメラスマホだけど、その実力はどうか。メインの広角カメラや、動画専用の超広角カメラを中心に試した。

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ポートレートモードはなかなかいいデキ!

 では人を撮るのだ。人に向けるとぱっと顔を見つけて……「ポートレートに切り替える」ってボタンが現れる。

moto g8 plus
人を見つけると「ポートレートモードに切り替える」ボタンが出る

 これをタップするとポートレートモードに切り替わる。せっかくなので、ポートレートモードに切り替えて撮ってみよう。

moto g8 plus
ポートレートモードにすると、ボケ具合やライティングを選べる

 すると、背景のボケ具合(6段階)とライティングをセットすることが可能だ。ボケを大きめにして撮ったのがこちら。

moto g8 plus
ナチュラル系の写りだ。背景のボケやエッジの処理はかなりよい

 けっこうナチュラルでよい感じだ。イマドキのスマートフォンは自然派と印象派に分かれている感じだけど、moto g8 plusは自然派。ナチュラル系で不自然に色を乗せたり、不自然に階調をコントロールしたりはしない。これはこれですごくよい。

 さらにライティングも入れてみた。デジタル逆光、的な。

moto g8 plus
ライティングを使って光を入れてみた。顔のライティングもちょっと変わる

 続いてインカメラで自撮りである。こちらも2500万画素と高画素ながら、4画素を合成するクアッドピクセル仕様のセンサーだ。インカメラ時は「フェイスビューティー」機能のオンオフができる。もちろんオン(自動)で。

moto g8 plus
インカメラは2500万画素。画面上に「フェイスビューティー」機能のアイコンが出た。これはオンの状態。

 確かにフェイスビューティーが働いている。でも無理につやつやすべすべさせた感はあまりなく、ほどよくナチュラル。

moto g8 plus
やりすぎない程度の肌の処理だ。がっつりメーク系が好きな人には物足りなさもあるかも

 ちょいと天候に恵まれなかったのが残念だけど、写りはなかなかよい。

 さらにインカメラでもポートレートモードが使えるのである。

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インカメラで背景をボカしてみたの図。アウトカメラに比べるとエッジに不自然さはあるけど、けっこうきちんと処理できている

 アウトカメラでのポートレートモード、けっこう使えそうなので人物以外も撮ってみた。これがなかなかいい。タップしたところにフォーカスを合わせて、ちゃんと前ボケもしてくれるのだ。

moto g8 plus
ポートレートモードにしてハボタンにフォーカスを合わせてみたの図

 同じ場所で、フォーカスの位置を変えて撮った2枚をどうぞ。不自然さもあまりなく、ちゃんと手前も後ろもきれいにぼけてくれるのが分かる。メインの被写体から距離が離れるほどボケが大きくなるのも分かる。

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ハボタンにフォーカスを合わせてみた。背景と同時に手前の白い花もぼけている。
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手前の白い花にフォーカスを合わせてみた。より手前の花と背景の葉牡丹がきりにぼけてくれた。遠景のボケ具合の変化にも注目

 これはなかなか優秀である。かなり優秀といっていい。すごくいろんなシーンで活躍しそうだ。もういっちょ。かわいい車が止まっていたので、ポートレートモードで撮ってみた。

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