楽天モバイルのキャリアサービスがスタート 「無料サポータープログラム」ユーザーの移行も受け付け開始
4月8日、楽天モバイルがモバイルキャリア(MNO)としての商用サービスを正式にスタートする。これに伴い、地域を限定して先行受け付けしていた「無料サポータープログラム」の利用者の正式サービスへの移行も受け付け始めた。【訂正・追記】
楽天モバイルは4月8日、モバイルキャリア(MNO)としての商用サービスを正式に開始した。これに伴い、無料サポータープログラムの契約者も、正式サービスプラン「Rakuten UN-LIMIT」を申し込めるようになった。
【訂正・追記:9時55分】初出時、追加で新規契約する際の方法を掲載していました。プラン変更の方法を追記した上で、初出のものは追加新規契約の方法として存置いたします。おわび申し上げます
無料サポータープログラム利用者の移行(プラン変更/追加新規契約)
無料サポータープログラムを利用していたユーザーがRakuten UN-LIMITへの移行を希望する場合は、「my 楽天モバイル」から申し込む。プラン変更の場合は契約事務手数料は無料だが、追加で新規契約する場合は契約事務手数料(税別3000円)が翌月に請求される。いずれの場合も、記事執筆時点では300万人限定の「1年間無料」はまだ有効なようなので、1回線は1年間無料で使えそうだ。
プラン変更の方法
Webブラウザからプラン変更を行う場合の手順は以下の通り。なお、4月中に行ったプラン変更の手続きは5月1日から適用される。
- my 楽天モバイルにログインする
- 画面右上のメニューを開き「my 楽天モバイル」をクリック(タップ)する
- プルダウンメニューが出たら「契約プラン」をクリック(タップ)する
- プランを変更するをクリック(タップ)する
- Rakuten UN-LIMITが表示されたら「プランを選択する」をクリック(タップ)する
- 申し込み内容が表示されたら、オプションサービスを確認し、必要に応じて有無を切り替える
- 「プランを変更します」と表示されたら「このままの内容で次へ進む」をクリック(タップ)する
- 画面の指示に従う
追加新規契約の方法
Webブラウザから追加で新規契約を行う場合の手順は以下の通り。
- my 楽天モバイルにログインする
- Webポータルの「申し込み」をクリック(タップ)する
- 「プラン」をクリック(タップ)する
- Rakuten UN-LIMITが表示されたら「プランを選択する」をクリック(タップ)する
- 申し込み内容が表示されたら、オプションサービスを確認し、必要に応じて有無を切り替える(「Rakuten Mini」を利用する場合は、「SIMカードタイプ」をeSIMにすることを忘れずに)
- SIM単品の場合は「この内容で申し込む」を、端末も合わせて買う場合は「製品選択へ進む」をクリック(タップ)する
- 画面の指示に従う
無料サポータープログラムからRakuten UN-LIMITに移行する場合、翌月に3000円の契約事務手数料が請求される。プラン選択時点では「月額2980円」の表示もあるが、記事執筆時点では先に進むと「月額0円」と案内されるため、300万人(1名義につき1回線まで)限定の「1年間無料」は有効なようだ
MVNOサービスは新規受け付けを終了
MNOとしての商用サービスを開始することに伴い、楽天モバイルでは4月7日20時59分(店頭では同日の閉店時間)をもってMVNOサービスの新規受け付けを終了した。Web申し込みの場合、4月30日までに開通(利用開始)手続きを取らないと、申し込みがキャンセルとなるので注意したい。
MVNOサービスの利用者がMNOサービスへの移行を希望する場合は、「メンバーズステーション」から手続きを行える。ただし、データSIMの利用者は対象外で、いったんMVNOサービスを解約した上で再度MNOサービスへの新規申し込みが必要となる。
2019年9月以前に「スーパーホーダイ」または「組み合わせプラン」を新規契約をしたユーザーは、Rakuten UN-LIMITに加えて、MVNOサービスで契約中のプランを継承してMNOサービスに移行することもできる。ただし、サービス開始時点ではMVNOサービスの料金プランを継承した移行はできない。また、最低利用期間が設定されているプランから移行する場合は、移行後もその期間は継続されるので注意したい。
なお、同社が継承した「FREETEL SIM」の音声プランを引き続き利用しているユーザーと、「DMM mobile」の音声プランを利用しているユーザーがMNOサービスに移行する場合は、いったんMNPで転出手続きを取った上で、MNP転入でMNOサービスを新規申し込みする必要がある。
この場合に発生するMNP転出手数料と契約解除料は、旧FREETEL SIMの場合はキャンセル処理、DMM mobileの場合はいったん請求した後に返金処理される。また、移行月には移行前のサービスと移行後のMNOサービスの両方に月額料金が発生する場合がある。
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