「+メッセージ」を活用した共通手続きプラットフォーム「AIRPOST」登場 6月下旬から提供開始
大手3キャリアが提供するメッセージサービス「+メッセージ」を活用した手続きプラットフォームが6月下旬から提供される。企業別に行う必要があった諸手続きを共通化し、高いセキュリティ環境で利用できるという。
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが提供する共通メッセージサービス「+メッセージ」を活用した共通手続きプラットフォーム「AIRPOST(エアポスト)」が、6月下旬から提供される。サービスの提供主体はトッパンフォームズとなる。
AIRPOSTを使うと、高いセキュリティ環境下で、安全かつ安心してユーザーが企業別に行う必要があった諸手続きをワンストップで利用できるようになる。具体的には、+メッセージの「AIRPOST」公式アカウントを利用し、共通のユーザーインターフェース(UI)でさまざまな手続きを一括で行えるようになるという。参画企業にとっては、ユーザーの利便性を高められる他、手続きに関する業務を効率化も図れるメリットがあるという。
サービス開始時(6月下旬)は、口座振替の申し込みに対応し、2020年内にサービスへの届け出住所の変更など、諸手続きへの対応を予定している。今後は、災害に伴う諸手続きや行政手続きへの対応、「マイナンバーカード」を活用した「公的個人認証サービス」との連携といった機能拡張も予定する。
現時点での対応企業は三菱UFJ銀行、三菱UFJファクター、武蔵野銀行、ジェーシービー(9月から参加予定)、東京海上日動火災保険(12月から参加予定)で、他の金融機関や企業・団体もAIRPOSTへの対応を検討している。
AIRPOSTは、日本経団連が公表している提言「Digital Transformation(DX)〜価値の協創で未来をひらく〜」のDX実装プロジェクトの一環として、トッパンフォームズが中心となって開発を進められてきた。トッパンフォームズらは、利用者の体験価値向上や社会全体の効率化につながるよう、引き続きDX実装に向けた取り組みを推進するとしている。
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