キャリアのオンラインショップ利用率は11.6%、サブブランドは高めに MCAの調査
MCAは、キャリア公式オンラインショップに関する調査結果を発表。公式オンラインショップ全体の利用率は11.6%で、NTTドコモは12.5%と平均を上回る。サブブランドは相対的に利用比率が高くなっている。
MCAは、6月5日に国内通信キャリア各社の「公式オンラインショップ」に関する調査結果を発表した。
調査手法はオンラインによるアンケート調査で、オンラインショップ利用率は携帯電話・スマートフォンの利用者1万2882サンプル、端末メーカーシェアは2017年1月以降に端末を購入したことがある主要3ブランドの利用者1059サンプルから回答を得ている。
公式オンラインショップ全体の利用比率は11.6%で、3キャリアの利用比率を比較するとNTTドコモは12.5%と全体を上回っている。一方、auとソフトバンクは利用率が5〜6%台と低い結果となった。また、主要3ブランドの利用率推移を見ると2019年下期時点での公式オンラインショップ利用率は6〜16%で、公式オンラインショップ以外の利用率が高くなっている。
公式オンラインショップでの契約手続きの91.0%が機種変更だったのに対し、それ以外の方法での同比率は70.9%と機種変更を中心に利用されていることも分かった。公式オンラインショップで購入した理由は「24時間いつでも購入できる」「店舗に行く手間がかからないから」などが上位にあがり、購入しない理由は「端末を触ることができない」「店員に相談できない」などが上位となった。
公式オンラインショップユーザーと公式オンラインショップ以外のユーザーを比較したところ、公式オンラインショップユーザーは「iPhone」の比率が50%以下に対し、公式オンラインショップ以外のユーザーは約60%と高くなった。公式オンラインショップユーザーは商品選択でじっくりと時間をかけ商品を選べるため選択の幅が広く、トップのiPhone以降は「Xperia」「AQUOS」「Galaxy」が続く。
公式オンラインショップ以外でも Xperiaが12.1%、AQUOSが11.3%となっているが、キャリアショップでの購入はiPhoneの割合が圧倒的に高い。
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