J.D.パワーのSIMフリースマホ満足度調査 1位はApple、2位は?
J.D.パワーは、6月10日にSIMフリースマホの顧客満足度調査の結果を発表。1位はAppleで、「本体機能・性能」「外観・デザイン」「ディスプレイ」「カメラ」で最高評価を得ている。
J.D.パワーは、5月20日に「2020年SIMフリースマートフォン顧客満足度調査」の結果を発表した。
本調査は携帯電話会社以外の販路でスマートフォン(中古品/リファービッシュ品は除く)を購入し、MVNOまたは大手3キャリアのサブブランドでSIMカード契約をして利用している全国の18〜64歳男女が対象。実施時期は4月で、回答者数は2005人となる。
調査では、総合的な顧客満足度に影響を与えるファクターを設定し、各ファクターの詳細評価項目に関するユーザーの評価を基に1000ポイント満点で総合満足度スコアを算出。満足度を構成するファクターは「本体機能・性能」「外観・デザイン」「ディスプレイ」「バッテリー」「カメラ」「端末価格」「アフターサポート/保証プラン」となる。
総合満足度ランキング1位はApple(662ポイント)で、「本体機能・性能」「外観・デザイン」「ディスプレイ」「カメラ」で最高評価を得た。2位のHuawei(659ポイント)は「バッテリー」「端末価格」、3位のシャープ(609ポイント)は「アフターサポート/保証プラン」の評価が高い。
今回の調査は、他の通信関連分野の満足度調査結果と比べて、高い顧客満足度水準になったという。なお、今回ランキング対象となった4メーカー中のうち1位〜2位と3位〜4位はスコアに50ポイント以上の大きな開きが見られ、特に「カメラ」に対する満足度の差が顕著となった。
あわせて、端末の買い替えサイクルの意向を聞いたところ、2年以内に買い替えたいユーザーは約2割にとどまり、多くのユーザーが3年以上同じ端末を使い続けたい意向を示した。
一方、端末購入から3年以上が経過しているユーザーと購入からまだ1年以内のユーザーとを比較すると、3年以上経過しているユーザーの端末満足度は低い傾向にあった。加えて同じメーカーの端末を購入したいという意向も低く、2割のユーザーは違うメーカーを選びたいと回答し、長期ユーザーから高い満足度を得られにくい構図となっていることが分かった、としている。
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