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手のひらサイズのジンバル付きカメラ「Feiyu pocket」を試す Osmo Pocketとの違いは?(2/2 ページ)

カメラを水平に保って手ブレを防いでくれるジンバル機能を持つ小型カメラ「Feiyu Pocket」。4K約830万画素での撮影が可能だ。「閉じるビューティー」、「オープン美しさ」という謎な設定項目まで含めて詳しく解説する。

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三脚穴があるので撮影シーンが広がる

 では撮る。

 動画サイズはフルHD、2.7K、4K、フレームレートは60fpsまで選べる。やっぱ4Kで撮りたいよね、ってことで4K/60fpsで撮ってみた。高速なmicroSDの用意を忘れずに。

Feiyu pocket
ジンバルはこのセッティングで撮影

 走ってくる列車を4K/60fpsで。クオリティーはそこまではよくないかな。

 三脚を付けられるので、自撮り棒を装着して高い位置から撮る、というのもあり。

 自撮り棒に付けて高い位置からつり橋。よりブレやすいシチュエーションだが、安定している。三脚穴があるだけで撮影の幅が広がるのがよい

 ハイパーラプスモードにすると、速度を指定できる。便利なのは撮影中に「何秒分撮影して、結果、何秒の動画になっていますよ」というのをリアルタイムで表示してくれること。

Feiyu pocket
ハイパーラプス撮影中。現在3分40秒撮影していて、22秒の動画になっているとの表示が出ている

 ハイスピード撮影はフルHD動画で4xのスピードとなる。

4倍の速度で噴水を撮影(フルHD)

Webカメラとしても使えるのだった

 充電やPCとの接続はUSB Type-C端子で行う。バッテリーの持ちは公称で270分。実際にあれこれ使ってみたが持ちはけっこういい。これはよい点だ。

 PCとつなぐと、2種類の選択肢が現れる。

Feiyu pocket
接続するとUSBスティックとPCCAMの選択肢が出る

 USBスティックというのはUSBストレージ。PCCAMはWebカメラ。この状態でもジンバルは仕事をするので、アバウトに設定してもちゃんと水平を取ってくれる。

Feiyu pocket
このようにちゃんとジンバルが仕事をしてくれるので、カメラはいつでも水平に。背景はPCの画面

 つまり、屋外ではジンバル一体型カメラとしてアクティブに、家ではテレワーク用のWebカメラとして地道に仕事をしてくれるわけである。

 まあ、Osmo Pocketと比べると操作感など細かいところやアプリの使いやすさ・機能で及ばないところもあるけれども、より広角で三脚穴があってバッテリーの持ちもよいので幅広く楽しめそうである。

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