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「Xperia 1 II」のカメラを試す(前編) 本職デジタルカメラ的な写りが魅力荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

スマートフォン機能を持つソニーのデジタルカメラ位置づけられている「Xperia 1 II」。このためカメラの実力については、誰もが気になるところだろう。「大三元レンズ」を備えたXperia 1 IIのカメラ機能を、作例とともにご紹介する。

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久しぶりに人物作例

 緊急事態宣言が解除されたこともあり、久しぶりに人物作例も。マスクをしたままなのはご容赦を。マスクをしていても瞳は認識するさ。

Xperia 1 II
マスクしていてもちゃんと手前の瞳を認識して緑の枠が出る。ソニー得意の瞳認識だ
Xperia 1 II
広角カメラで。人を撮るにはちょっと広角過ぎるかなという気はする

 続いて、望遠カメラ。70mm相当というのはポートレートによい焦点距離(画角)だ。

Xperia 1 II
望遠カメラでももちろん瞳検出はOK
Xperia 1 II
こっちの方が自然に立体感が出る。ただセンサーサイズが小さいこともあり、明るい場所じゃないとちょっと画質が落ちるのは残念

 Xperia 1 IIは瞳をすぐ見つけてくれるしAFも速いのだけど、望遠カメラ時はちょっとAFが遅くなる。望遠カメラだけセンサーがデュアルPDじゃないせいかと思う。

 うーん、やっぱ、24と70の間が欲しいかな、という感はありますな。指をスライドさせてのズームは少々まどろっこしいので、デジタル一眼としてもポピュラーな35mmや50mmといった焦点距離用のボタンはあってもよかったな、と思う。カメラっぽくしたかったのなら余計に。

 このようにワイド感を生かしたいときはいいけど。

Xperia 1 II
パースのついた背景を入れてお出かけ感を出したいときは24mmはよい

 続いて背景ぼかし。

Xperia 1 II
「被写体から離れてください」と言われてしまったのだが、ちゃんと撮れていました。よかった。どこに引っ掛かったのだろう

 被写体から離れてくださいと言われちゃったけど、ちゃんと背景はぼけておりました。ちゃんといい感じでぼけております。

Xperia 1 II
きれいに背景がぼけております

 そのまま自撮りタイムへ。インカメラに関しては画素数も800万画素で変わらず。

Xperia 1 II
ハンドシャッターを使って撮影しているの図
Xperia 1 II
インカメラで。画素数は増えてないけど写りは悪くない

 標準カメラ自身は設定に「美肌効果」のオンオフがあるだけで(強いエフェクトが掛かるわけではないので、オンにしておいていいだろう)、特にビューティー系のあれこれはないので自撮り時にこれでは寂しいと思われるかもしれないが、そういう人は別途「ポートレートセルフィー」を使うべし。背景ぼかしから美肌、目の大きさなどかなり細かくいじれるのだ。

Xperia 1 IIXperia 1 II モードボタンを押すとポートレートセルフィーを選べるのだ(写真=左)。ポートレートセルフィーでは顔の細さや目の大きさ、背景のボケ具合などかなりいじれるのである(写真=右)

Xperia 1 II
それぞれのパラメーターを最強にしたら最強な自撮りとなったのであった

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