ニュース
au PAYやPayPayが「新型コロナ見守りサービス」で連携 利用店舗で感染者が発生したら通知
東京都が、「店舗型東京版新型コロナ見守りサービス」の協力事業者「新型コロナ・テックパートナー企業」を発表。KDDIやPayPay、ヤフー・一休が選ばれた。キャッシュレス決済や予約サービスを利用した店舗で新型コロナの感染者が出た場合、ユーザーに通知をする。
東京都は、「店舗型東京版新型コロナ見守りサービス」の協力事業者「新型コロナ・テックパートナー企業」としてKDDI、PayPay、favy、イベントレジスト、ヤフー・一休を選定した。キャッシュレスサービス「au PAY」と「PayPay」、事前予約システム「favy」、事前登録チケットシステム「EventRegist」「PassMarket」が連携する。
上記5サービスの決済や予約などをした店舗で新型コロナウイルス感染症のクラスタが発生した際に、来店履歴をもとに、ユーザーに店舗名や発生日時を知らせる。これらの情報はまずは店舗からテックパートナー企業に、続いてテックパートナー企業からユーザーに通知される。サービスは6月27日から順次開始する。
サービスを利用するにはユーザーが各アプリから同意をする必要があるが、サービスへの登録の有無、クラスタ発生情報の通知を行った事実を含め、ユーザーの個人情報が東京都に提供されることは一切ないという。サービスは、ワクチンが開発されるなど、新型コロナウイルス感染症が終息した段階で提供を終了する予定。
関連記事
- 新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)、270万ダウンロードを突破
「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」が、6月21日24時時点で約270万ダウンロードに到達した。配信開始から2日強での到達。利用開始日が当日の日付になる不具合は修正する予定。 - より多くの人が使ってこそ意味がある 「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」をインストールしよう
AppleとGoogleが開発したAPIを活用して開発された「新型コロナウイルス接触確認アプリ」(略称「COCOA」)の配信が始まりました。この記事では、その利用方法を簡単に紹介します。 - 「新型コロナウイルス接触確認アプリ」、6月19日15時に配信開始
厚生労働省は、「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」を6月19日15時に配信開始する。対象OSはAndroidがAndroid 6.0以上、iOSがiOS 13.5以上。スマートフォンのBluetoothを活用して、新型コロナウイルス感染症の陽性者と約1m以内で15分以上接触した可能性がある場合に通知を受けられる。 - 「接触確認アプリ」の課題 プライバシーは守られるが、利用促進にハードルあり
厚生労働省が、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に役立たせるため、新型コロナウイルス接触確認アプリをリリースした。このアプリはどんなメリットをもたらし、普及させる上でどんな課題があるのか? リリースの約1週間前となる6月13日に有識者が行ったディスカッションから読み解いていく。 - 新型コロナの「濃厚接触通知アプリ」、6月中旬公開へ 安倍首相が言及
安倍晋三首相が、新型コロナウイルスの感染者と濃厚接触した可能性がある際に通知をするアプリを、6月中旬をめどに導入することを明かした。接触通知アプリは、AppleとGoogleが提供するAPIをもとに、日本では厚生労働省が開発し、App StoreとGoogle Playストアで公開する見込み。「個人情報は全く取得しない」ことも特徴だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.