「HUAWEI P40 Pro 5G」のカメラを試す P30 Proから予想以上に大きく変わっていた:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)
「HUAWEI P40 Pro 5G」はトリプルカメラの構成が新しくなったが、スペックと実際の画質が異なる部分が気になった。AIを駆使して通行人や反射を除去する機能が新しい。夜間の撮影は相変わらず強かった
相変わらず夜には強かった
新機能をあれこれ検証していたら長くなってしまったので、あとはあっさりと。
夜は相変わらず強い。夜景モードは相変わらず5秒とか待たされるけど、クオリティーは素晴らしい。
夜景モードにしなくても、暗所での写りも素晴らしい。ISO1250まで上がるような夜のあじさいだけど、ノイズも目立たなくて実に鮮やか。スマホってISO感度を上げると急にノイズが増えるかディテールがもやもやになる機種が多いのだけど、これだけ粘ってくれればさすが大きなイメージセンサーだと感心する。
AIも優秀。料理がめちゃきれいに(わざとらしいくらい)。
望遠カメラのクオリティーが上がったのも朗報。望遠時のレスポンスもよくなり、ぐっと使いやすくなった。ただ、明るい場所向きだ。
そして人。ポートレートモードで、広角カメラで撮ったもの。
さらに今回、3200万画素にぐっと上がったインカメラでの自撮り。こちらもポートレートモードで。
自撮り時のポートレートモードはかなりレベルが上がっている。3200万画素もいるかよってのはあれだけど、インカメラでも4K動画を撮れるようになった。
というわけで、HUAWEI P30 Proと比べると予想以上に大きく変わっていて、より暗所に強くなったとか広角での動画がよいとか望遠カメラのクオリティーが上がってかなり実用的になった。という基本性能に加えて、AIを駆使した自動補正を持ったギャラリーアプリは面白い。
通行人や反射の削除はまだバージョン1.0って感じで、これから伸びそうなので、期待したい。
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