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ドコモの「U15はじめてスマホ割」が“復活” FOMAからの契約変更なども対象に加えて7月22日から提供
総務省からの指摘を受けて提供を見合わせていたドコモの「U15はじめてスマホ割」が、一部の契約変更やプラン変更を対象に加えて復活する。ただし、その他の割引と重畳適用できないこともあるので注意しよう。
NTTドコモは7月22日から、15歳以下のユーザーを対象に月額料金を割り引くプログラム「U15はじめてスマホ割」を提供する。新規契約の他、一部の契約変更やプラン変更も対象となる。プログラムの提供終了時期は未定だ。
プログラムの内容
U15はじめてスマホ割では、「5Gギガホ」「ギガホ」は月額1500円、「5Gギガライト」「ギガライト」は月額1000円を最大12カ月間割り引く。申し込み日現在において15歳以下で、以下のいずれかの手続きをしたユーザー(契約者または利用者)に自動適用される。
- 新規契約
- FOMA(3G)からXi(LTE)または5Gへの契約変更
- ドコモが指定するXi料金プラン(後述)から5Gへの契約変更
- ドコモが指定するXi料金プラン(後述)からのプラン変更
Xiから5Gへの契約変更、またはXi料金プランの変更で適用を受ける場合は、変更前の料金プランが以下のいずれかである必要がある。
- キッズケータイプラン
- ケータイプラン
- カケホーダイプラン(ケータイ)
- カケホーダイライトプラン(ケータイ)
- シンプルプラン(ケータイ)
ただし、U15はじめてスマホ割は同一利用者で1回線限りの適用で、以下の割引とは重畳できない。
- 5Gギガホ割(U15はじめてスマホ割を優先)
- ギガホ割(同)
- はじめてスマホ割(同)
- ドコモの学割(ドコモの学割を優先)
また、U15はじめてスマホ割を適用した回線ではギガホ割を申し込めない。
対象手続きを増やして“復活”
当初、ドコモは7月1日からU15はじめてスマホ割を提供する予定だった。
しかし、新規契約者のみを対象とすることが電気通信事業法に抵触すると総務省から指摘されたことから、いったん提供を見合わせることになった。
今回改めて発表されたプログラムは、既存のドコモ契約者の一部も対象となるように内容が改められている。
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