調査リポート
スマホ非接触決済の利用経験ありは2割、利用上位は「楽天Edy」「iD」「モバイルSuica」
MMD研究所は、7月28日に「2020年7月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」の結果を発表。利用サービス・利用検討ともに上位は「楽天Edy」「iD」「モバイルSuica」となった。
MMD研究所は、7月28日に「2020年7月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」の結果を発表した。対象は18歳〜69歳の男女4万5000人で、調査期間は6月26日〜29日。
スマートフォンの非接触決済の認知・利用状況で最多だったのは「全く知らない」で20.4%。「非接触決済という言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」は20.3%、「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない」は20.0%で、これをファネル分析で見てみると「認知」は79.6%、「内容理解」は46.2%、「利用経験」は20.8%となった。
現在スマートフォンの非接触決済サービスを利用している5735人に、最も利用しているスマートフォンの非接触決済サービスについて聞いた。トップが「楽天Edy」で26.2%、次いで「iD」が21.2%、「モバイルSuica」が18.3%となり、該当サービスを使い始めた時期は「覚えていない」という回答が30.2%と最も多く、次いで「2016年12月以前」が22.2%となった。
また、スマートフォンの非接触決済サービスの利用を検討していると回答した3852人に最も利用を検討しているサービスを聞いたところ、トップが「楽天Edy」で22.2%、次いで「モバイルSuica」が19.1%、「iD」が10.6%となった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
新型コロナウイルスで支払い方法に変化、現金が減りコード決済が増加 MMD調査
MMD研究所とコロプラは、4月30日に「新型コロナウイルスによる支払い方法の変化に関する調査」の結果を発表。約2割が支払い方法に変化ありと答え、うち73.6%は「現金」の利用が減った一方、「スマホ決済」の利用は増加している。キャンペーンがきっかけでスマホ決済を日常利用、半年間で約7割に増加 MMDの調査
MMD研究所は、3月18日に「2020年3月 スマートフォン決済の利用に関する意識調査」の結果を発表した。キャンペーン目的の利用者も、日常的な利用が半年間で約7割に増加。キャンペーン以外は全く利用しないユーザーも5%以下まで減少している。スマホ決済の利用率はQRコードよりも非接触が多い――MMDの調査
MMD研究所は2月27日、「2020年2月 スマートフォン決済に関する実態調査」の結果を発表した。この半年でスマホ決済を普段利用する人は16.4%から28.6%に増加した。1日に1回以上利用する割合も増えて、スーパーでの利用も大きく伸びている。非接触決済の利用頻度トップは「nanacoモバイル」、満足度1位は「モバイルSuica」 MMD調べ
MMD研究所は、2月4日に「2020年1月 スマートフォン決済(非接触)の満足度調査」の結果を発表。利用頻度が最も高いのは「nanacoモバイル」で、総合満足度1位は「モバイルSuica」。利用上位6サービスの総合満足度は53.2%となった。非接触決済は「使い勝手が良い」、QRコード決済は「お得である」――スマホ決済のイメージに差 MMD研究所調べ
MMD研究所が、非接触決済利用者とQRコード決済利用者を対象とした「2019年9月 スマートフォン決済の利用に関する意識調査」の結果を発表。非接触決済は「使い勝手が良い」、QRコード決済は「お得である」といったスマホ決済へのイメージなどについて聞いている。