「Wear OS」、秋のアプデで起動が20%高速化、天気アプリも見やすく
Googleが、スマートウォッチOS「Wear OS by Google」の今後のアップデートで追加する新機能を幾つか紹介した。秋のアップデートではアプリの起動時間が最大20%高速化する。天気アプリも見やすくなる見込みだ。
米Googleは8月13日(現地時間)、スマートウォッチOS「Wear OS by Google」の今後のアップデートで追加される幾つかの新機能について説明した。
まず、秋に予定されているOTAアップデートで性能を改善し、CPUコアの改善により、アプリの起動時間を最大20%高速化する。このアップデートでは他に、ペアリングプロセスを簡易化し、ユーザーインタフェースをより直感的なものに改善する(具体的な改善の画像などはない)。
このアップデートでは、米Qualcommが7月に発表した「Snapdragon Wear 4100/4100+」に対応する。これにより、GPU、メモリ、カメラ、バッテリー持続時間などが大幅に向上する見込みだ。
また、まもなく「手洗いタイマー」機能を追加する。新型コロナウイルス感染症対策で手を洗うことが増えている中、適切な手洗いに必要とされる40秒間を計測してくれる。GIF画像でしか説明がないが、一定時間おきに手を洗うようリマインダーを設定することもできるようだ。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
年内に、天気アプリのユーザーインタフェースの改善も行う。屋外でも見やすくすることを目指すとしている。
一般ユーザーには直接は関係ないが、Wear OSのコアを次期AndroidOSである「Anrdoid 11」にアップデートする計画も明らかにした。現在のWear OSは「Android 9」ベースだ。
関連記事
- スマートウォッチ「OPPO Watch」とワイヤレスイヤフォン「OPPO Enco W51/W11」が日本上陸
オッポジャパンが7月21日、スマートウォッチ「OPPO Watch」とワイヤレスイヤフォン「OPPO Enco W51」「OPPO Enco W11」を発表した。OPPO Watchは8月7日15時に予約を開始し、8月下旬に発売する。価格(税込み)は2万5800円。OPPO Enco W51とOPPO Enco W11は8月上旬に発売する。価格はW51が1万5800円、W11が5800円。 - Qualcomm、「Wear OS」向けに大幅性能アップの「Snapdragon Wear 4100」
Qualcommが、約2年ぶりに「Wear OS by Google」向けの新プラットフォーム「Snapdragon Wear 4100」を発表した。先代の3100よりGPU、メモリ、カメラ、バッテリー持続時間などが大幅に向上。上位モデルは常時オンのコプロセッサ「QCC1110」を搭載するハイブリッドだ。 - 「Wear OS」の左にスワイプの割当変更で各種「タイル」が表示されるように
GoogleのスマートウォッチOS「Wear OS by Google」で、左にスワイプすると「次の予定」などの各種「タイル」が表示されるようになった。タイルは追加・削除、順番変更が可能だ。 - Google Wear OS搭載、クラシカルデザインのスマートウォッチ 「TicWatch C2」 Mobvoiから
中国Mobvoiは、1月18日にGoogle Wear OSを搭載したスマートウォッチ 「TicWatch C2」を発売。ステンレススチールや本革を取り入れたクラシカルなデザインで、各種センサーや防水・防塵性能も備えている。カラーはローズゴールド、ブラック、シルバーの3色で、価格は2万4499円(税別)。 - 「Wear OS」に「バージョンH」アップデート──バッテリー関連などの新機能追加へ
Googleが、スマートウォッチOS「Wear OS by Google」を向こう数カ月中にアップデートする。アップデートの名称は「System Version: H Update」。バッテリー節約やアプリ操作に関する新機能を追加する。 - 「Galaxy Watch」で手を洗う習慣をサポートするアプリ「Hand Wash」
SamsungがGalaxy Watchなどの同社のスマートウォッチ向けアプリ「Hand Wash」を公開した。手を洗うタイミングにアラートを表示したり、正しい手洗いに必要とされる20秒をカウントダウンする機能がある。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.