ニュース
キャリアショップは減少傾向に MCAの調査
MCAは、9月4日に国内通信キャリア各社の「キャリアショップ」に関する調査結果を発表。キャリアショップは全国に8063店舗となり、半年間で151店(1.9%)増加。楽天モバイルの店舗を数字に加算したもので、影響を除外すると減少傾向にある。
MCAは、9月4日に国内通信キャリア各社の「キャリアショップ」に関する調査結果を発表した。
4キャリア(Y!mobile/UQ mobileを含む6ブランド)が展開するキャリアショップは全国に8063店舗存在し、2020年2月調査の7912店から半年間で151店(1.9%)増加。これまで続いていた減少が反転したのは楽天モバイルのMNO正式サービス開始を受けた店舗数が加算されたもので、影響を除外した5ブランドの店舗数で比較すると62店(0.7%)の減少となっている。
ブランド別に見ると、楽天モバイルを除く3社のメインブランドはいずれも2000を超える店舗展開を維持し、前回調査からの減少幅も10〜20店舗程度と同様の傾向を示した。楽天モバイルの店舗数は213店で、単純比較はできないものの前回調査ではMVNOとして224店舗を運営。サブブランドの動向は、Y!mobileはメインブランドと同じく減少する一方で、UQコミュニケーションズは1店ながら微増した。
今回の調査におけるキャリアショップの定義は以下の通りで、量販店や併売店にの販売窓口は「取扱店」としてキャリアショップ数には含んでいない。
- NTTドコモ:ドコモショップ/ドコモサービスコーナー
- KDDI(au):auショップ/直営店(au OSAKAなど)
- ソフトバンク:ソフトバンクショップ
- Y!mobile:ワイモバイルショップ
- UQコミュニケーションズ:UQスポット
- 楽天モバイル:楽天モバイルショップ
関連記事
- キャリアのオンラインショップ利用率は11.6%、サブブランドは高めに MCAの調査
MCAは、キャリア公式オンラインショップに関する調査結果を発表。公式オンラインショップ全体の利用率は11.6%で、NTTドコモは12.5%と平均を上回る。サブブランドは相対的に利用比率が高くなっている。 - auが4年連続1位、カギは“分離プラン”にあり? J.D.パワーの携帯キャリア満足度調査で見えたこと
J.D.パワーが2019年の「携帯電話サービス顧客満足度調査」の結果を発表した。今回はauが満足度で1位となり、4年連続1位をキープしている。その理由や、ユーザーが携帯キャリアで何を重視しているのかを、J.D.パワーに聞いた。 - 家族と同じキャリアを選択するのは5割以上、配偶者は8割に――ドコモ「モバイル社会研究所」調べ
NTTドコモのモバイル社会研究所が、1月に実施した家族のキャリア利用に関する調査結果を発表。自分と家族が同じキャリアを利用している割合は5割以上となり、特に配偶者と同じ割合は約8割となった。 - メイン利用は「Android」、利用期間は「1年以上〜2年未満」が最多 ゲオの調査から
ゲオは、7月30日にゲオアプリの会員を対象とした「携帯電話の利用状況調査」の結果を発表。メインで使用している携帯電話・タブレット端末は「Android」が56.1%で最も多く、端末の利用期間は「1年以上〜2年未満」が最多となった。 - モバイル通信どこで契約している? 店舗は「ドコモ」、オンラインは「楽天モバイル」が最多
MMD研究所は、5月28日に「2019年5月 モバイル通信契約に関する調査」の結果を発表した。契約数トップは店舗が「NTTドコモ」、オンラインは「楽天モバイル」だった。店舗の28.3%、オンラインの40.1%が「自分に合った料金プランを選べた」と回答した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.