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MaaS向けに各種APIを提供する「MONETマーケットプレイス」正式オープン
MONET Technologiesは、MaaSのシステム開発に活用できるAPIを提供する「MONETマーケットプレイス」を正式オープン。一般企業が利用できるようになった他、APIを提供する企業を募集する。
MONET Technologiesは、9月28日に「MONETマーケットプレイス」を正式オープン。MaaSのシステム開発に活用できるさまざまなAPIを提供する。
本サービスは企業や自治体のMaaSの実現を包括的に支援する「MONETプラットフォーム」の一部で、車両データや移動データなどを集約するデータ基盤とMONETマーケットプレイスで構成。企業間の連携を推進する「MONETコンソーシアム」へ加盟した企業が試験的に利用できていたが、一般企業も利用できるようになった。あわせて、APIを提供する企業も募集する。
9月28日からは、以下のAPIを提供する。
- SBペイメントサービスのオンライン決済サービスを利用してクレジットカードとPayPay(オンライン決済)が行える「決済」
- 乗車券や入場券として利用できるQRコードを発行できる「チケット」
- 全国の天気予報を1時間ごとに取得できるAPIと、観測地点の過去の観測データを取得できる「天気予報 API」
- 旅行情報誌「るるぶ情報版」などに掲載されている情報を取得できる「るるぶDATA API」
- 地図・位置情報サービスを実装する開発ツールがセットになった「いつもNAVI API」
- 過去の走行データを活用して最適な配送ルートを計算する配送・輸送事業者向けAPI「Loogia」
今後はオンデマンドバスの運行に必要なAPIをまとめた「オンデマンドバス」、 マイナンバーカードと公的個人認証サービスを活用してオンラインでの本人確認や現況確認を実現する「iTrust本人確認サービスAPI」も予定している。
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