2つの純正キーボードで第4世代「iPad Air」の使い勝手をチェックした:ノートPCライクに使えるのはどっち?(2/6 ページ)
Appleの新型iPad Airが発売された。ボディーデザインを含めたフルモデルチェンジということで、これまでのカバー兼キーボードとの組み合わせはどうなるのか、実際に試した。
軽量で持ち歩きに最適な「Smart Keyboard Folio」
まずはSmart Keyboard Folioから見ていこう。従来の第3世代モデルで利用できた「Smart Keyboard」と異なり、画面だけでなく背面も覆えるベーシックなモデルだ。覆った画面側に段差ができずフラットなことも特徴だが、Smart Keyboardのようにキーボードを背面に回してスタンド形態にすることはできない。
iPad Airとの接続は、Smart Connectorを使用する。Bluetoothのようなペアリング作業が不要で、マグネットで吸着させるだけですぐに利用可能になる。これらのSmart Connectorならではの使い勝手のよさは従来のSmart Keyboardと変わらない。取り外しも簡単だ。
防水性のある素材で表面を覆った構造ゆえ、キータッチはかなり独特で、キーを「押す」というよりも「凹ませる」という表現の方が近い。後述するMagic Keyboardが、MacBookシリーズに近いキータッチを実現しているのと違い、なじめないという人もいるだろう。
画面の角度は2段階で変えられる。マグネットでかなり強力に吸着するので、本体を傾けても、横倒しにしても、そのままの角度が維持される。不安定な姿勢で作業を行う時は強みになるだろう。
画面と背面の両方を覆うタイプとしてはかなり軽く(実測で約763g)、バッグの中に放り込んで持ち歩くのに適している。後述のMagic Keyboardは、本体込みの重量は1kgを超えてしまうので、荷物をなるべく軽くしたいのであれば、有力な選択肢となる。
続いて、Magic Keyboardを見ていこう。
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