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MediaTek、廉価モデル向け5Gプロセッサ「Dimensity 700」発表
MediaTekは、11月11日に5Gスマートフォン向けプロセッサ「Dimensity 700」を発表した。独自の省電力技術や90Hzのリフレッシュレート、最大6400万画素に対応するカメラ機能などを備え、複数の音声アシスタントもサポートする。
MediaTekは、11月11日に廉価モデル向け5Gスマートフォン向けプロセッサ「Dimensity 700」を発表した。
Dimensity 700は7nmプロセス技術を採用し、5Gキャリアアグリゲーション(2CC 5G-CA)やDSDS(デュアルSIM/デュアルスタンバイ)に対応。どちらの接続からも5G専用VoNR(Voice over New Radio)サービスを利用でき、2つの「Cortex-A76」を有する8コアCPUが最大2.2GHzで駆動する。
UltraSaveネットワーク環境探知、MediaTek 5G UltraSave OTAコンテンツ認識、ダイナミックBWP、コネクテッド・モードDRXを搭載。独自の省電力技術で、バッテリーの持続時間を向上させている。フルHD+ディスプレイと最大90Hzのリフレッシュレート設計、最大6400万画素に対応するカメラ機能も備え、夜間でも低ノイズの撮影を可能とする。また、AmazonやGoogleなど複数の音声アシスタントもサポートしている。
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