「Xperia 1 II」と「鬼滅の刃」が香港でコラボ、グリーンカラーが新発売:山根康宏の海外モバイル探訪記
海外では香港や台湾で「Xperia 1 II」の新色として「グリーン」が登場しました。このグリーンモデル、香港ではメモリ容量を12GBに増やした新しいバリエーションとなっています。しかもアニメ「鬼滅の刃」とコラボして、11月いっぱいはオリジナルケースなどがもらえます。
ソニーモバイルはドコモのオンラインショップ向けに「Xperia 5 II」の限定色「パープル」を出しています。一方、海外では香港や台湾で「Xperia 1 II」の新色として「グリーン」が登場しました。このグリーンモデル、香港ではメモリ容量を12GBに増やした新しいバリエーションとなっています。しかもアニメ「鬼滅の刃」とコラボして、11月いっぱいはオリジナルケースなどがもらえます。
11月いっぱい行われるキャンペーンでは、鬼滅の刃のイラストの入った限定ケース&ストラップが2種類、ワイヤレスヘッドフォン「WF-XB700」、USB Type-Cのハブ(4K出力対応)、128GBのmicroSD、スクリーンプロテクターが無料となります。おまけの総額は約2万5000円、そして非売品の鬼滅の刃ケースとストラップが手に入ります。
グリーンの本体は緑色というよりも、グレーを混ぜたような落ち着いた色。日本の「和」「漆」をイメージさせる色合いです。グリーンと聞いて派手な色を想像してしまいましたが、落ち着きあるこの色合いはXperiaらしさをうまく表現しているように感じます。
実機をなかなか触ることができず、たまたま某ショップで一瞬だけ見せてもらいましたが、秋冬の季節らしさく感じさせるシックな色合いは大人向けという雰囲気でした。一方、モックアップは量販店などにあるので比較的自由に触ることができました。色の仕上げや質感はほとんど実機と変わりません。壁紙はグリーン系のものが最初に入っているようです。
海外でのXperiaはほとんど目立たぬ存在でした。しかし生まれ変わった「Xperia 1」以降、少しずつ利用者を増やしているように感じます。香港でもXperiaの新製品が出た後は、家電量販店でも積極的に販売していますし、購入するお客さんを見る機会も増えました。
とはいえ、SamsungやAppleと比べるとまだ販売数は少ないでしょう。一方、香港では日本のアニメはかなり人気があります。鬼滅の刃も香港では映画の上映が始まっており、ファンは増えています。日本で人気のアニメとのコラボは、Xperiaに目を向けてもらえるいいチャンスにもなるでしょう。
香港でのグリーンモデルの価格はHK$7999(約10万9000円)、SIMが2枚入るDSDVモデルとなります。このグリーンの登場に合わせて、以前から販売されているパープル、ホワイト、ブラックはHK$7999からHK$500値引きされ、新価格HK$7499(約10万2000円)となりました。スペックを考えればこの価格は十分競争力があるだけに、Xperia人気がより高まってほしいものです。
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