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ドコモ回線未契約者の「ドコモ口座」「d払い」の利用に携帯電話番号登録を必須化 11月26日から
NTTドコモが、同社の携帯電話回線を契約していない「ドコモ口座」「d払い」ユーザーに対して、連絡先携帯電話番号の登録を必須化する。SMSを受信できる11桁の携帯電話番号を「dアカウント」サイトから登録する必要がある。
NTTドコモは11月26日から、資金決済サービス「ドコモ口座」とスマホ決済サービス「d払い」のセキュリティ強化対策の一環として、ドコモ回線を契約していないユーザーにおける「連絡先携帯電話番号」登録を必須化する。
登録できる携帯電話番号は、SMS(ショートメッセージ)を受信できる国内で発行された11桁のもの。SMSを受信できない携帯電話番号は登録できない。また、連絡先携帯電話番号は「dアカウント」と“1対1”でひも付けられるため、1つの携帯電話番号を複数のdアカウントにひも付けることはできない。
今後、連絡先携帯電話登録していないドコモ回線未契約ユーザーには両サービスのアプリを通して連絡先携帯電話番号の登録を促すメッセージが表示される。ドコモ回線を契約していないユーザーが銀行口座からドコモ口座にチャージする場合は、「eKYC(電子的方法による本人確認)」手続きも引き続き必須となる。
連絡先携帯電話番号の登録は、既に「dアカウントメニュー」から行えるようになっている。
なお、今回の取り組みはドコモ回線とひも付けて使っているユーザーは対象外となる。
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