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au、700MHz帯の5Gサービスを2021年春から順次開始 東名阪の主要エリアで
KDDIが、2021年春から700MHz帯を用いた5Gサービスを東名阪の主要都市部から順次展開する。700MHz帯は既存のLTE周波数の1つ。700MHzで5G通信をするにはソフトウェアアップデートが必要になる。
KDDIが、2021年春から700MHz帯を用いた5Gサービスを東名阪の主要都市部から順次展開する。これにより、JR東日本の山手線とJR西日本の大阪環状線の全駅周辺で5Gサービスが利用可能になるとしている。
KDDIでは、5Gエリアを早期に拡充すべく、新規周波数の3.7GHz帯や28GHz帯に加え、LTEで使用している既存の周波数を5Gに転用していく方針を掲げている。700MHz帯はLTE周波数の1つであり、同じくLTE周波数である3.5GHz帯での5Gサービスは2020年12月から展開している。
700MHz帯の5G通信に対応しているauのスマートフォンは、iPhone 12シリーズ、Galaxy A51、Galaxy Note20 Ultra 5G、Galaxy Z Fold2 5G、Galaxy Z Fold2 5G、Xperia 5 II、AQUOS sense5G、AQUOS sense5G basic DX、AQUOS R5G、Pixel 5。700MHzで5G通信をするにはソフトウェアアップデートが必要になり、対応時期は別途案内される。
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