ドコモとコクヨ、5Gオフィスソリューションの実証実験 Xperia PROを使用
NTTドコモとコクヨは、ニューノーマル時代の新しい働き方を創出する5Gオフィスソリューションの実証実験を開始。離れた場所にいても隣にいるかのような感覚を実現し、メンバーの一体感を高めてチーム力の強化を目指す。
NTTドコモとコクヨは、2月1日にニューノーマル時代の新しい働き方を創出する、5Gオフィスソリューションの実証実験を開始した。期間は2022年1月31日までを予定する。
本実証実験の第1弾として「ドコモオープンイノベーションクラウド」のプラットフォームを活用。さらにコクヨが企画、ソニービジネスソリューションが開発したコミュニケーション専用アプリ「ANYBODY ANYWHERE(仮称)」の有用性を検証する。
ANYBODY ANYWHERE(仮称)は、5Gを活用し、離れた場所にいても隣にいるかのような感覚を実現するというアプリ。5G接続端末には、ソニーモバイルコミュニケーションズの5Gミリ波帯対応デバイス「Xperia PRO」を使用し、先進的な演出や実用性を追求する。
6台の端末をドコモオープンイノベーションクラウドへ接続し、6画面分割での多点間通信の動作検証を実施する「シングルモード」では、従来のオンライン会議では実現が難しかった高画質かつ低遅延の複数人同時会話を追求。複数の拠点で1人が2台の端末を連携させ、離れた場所にいるチームメンバーとの濃密なコミュニケーション環境を提供する「サラウンドモード」も検証する。
実証実験にあたり、コクヨ新品川オフィス「品川 NX(仮称)」の一部ワーキングフロアや多目的ホールで5G通信を開始し、さまざまな企業が共同研究に参画できるラボ施設としての情報発信をサポートしていく。
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