音声SNS「Clubhouse」の認知率は2割弱、利用意向が高いのは10代
LINEリサーチが音声SNS「Clubhouse」に対する調査結果を発表。認知率は全体で2割弱となり、利用中・招待待ちは2%に。年代別では10〜20代が他の年代より利用意向が高い傾向にあった。
LINEリサーチは、2月3日に音声SNS「Clubhouse」の調査結果を発表した。対象は全国の15歳〜59歳の男女で、有効回収数は1054サンプル。実施時期は1月30日〜1月31日。
調査時点でサービスを「知っている」という回答は全体の2割弱だった。10〜20代は他の年代に比べて知っている割合が高く、10代は26%、20代は34%となった。実際に「利用している」「招待待ち」という利用者と利用意向者の割合は全体で2%にとどまった。
この理由はClubhouseが日本でリリースされたばかりで現在はiOSのみに提供されており、ユーザーから招待されないと参加できない仕組みが要因と推測している。
Clubhouseのサービス概要を確認した上で「使ってみたいと思う」「ぜひ使ってみたいと思う」「機会があれば使ってみたいと思う」を合わせた使ってみたいという割合は全体で22%。年代別では10〜20代が他の年代と比べ利用意向が高い傾向にあった。
自由回答では、使ってみたいと思うユーザーから「文字だけでは伝えられない感情を表現できるのはとても楽しそう(女性/20代)」「話題だし、どんなものか試してみたい 流行に乗遅れたくない(男性/30代)」、使ってみたいと思わないユーザーから「音声でつぶやきたい内容が特になく、他人にオープンな状態で自分の声を聞かれるのはあまりいい気がしないから(女性/30代)」「サービス内容を見て、既存のSNSで十分だと思ったため(女性/30代)」などの意見が集まっている。
関連記事
- SNSを長く使っている人ほどOSバージョンアップを実施――ドコモ「モバイル社会研究所」セキュリティ対策調査
NTTドコモの企業内研究所が、スマートフォン利用者を対象としたセキュリティ対策に関する調査の結果を発表。スマホ利用が長期間になるほどセキュリティ対策をしっかり実施する傾向があり、SNS利用者は未利用者よりOS最新化などに取り組んでいることが分かったという。 - 女子の約8割が「Instagram」を利用 LINEはメッセージと音声通話手段の主流に――東京工科大学の調査
東京工科大学は5月16日に新入生を対象にしたコミュニケーションツール実態調査の結果を発表。女子の約8割が「Instagram」を利用し、4年連続で拡大傾向に。連絡手段としては「LINE」が主流な一方、音声通話手段として「LINE通話」が「キャリア通話」を大きく上回った。 - スマホ疲れ年代1位は10代、理由の上位は「SNSや返事が面倒」「バッテリー消耗」――携帯市場のスマホ利用実態調査
携帯市場がスマートフォンの利用実態アンケート結果について発表。脱スマホを考えたことがあるユーザーは33%と前回調査より微増し、年代別では10代が約半数に。理由1位は「SNSの返信が面倒」、2位は「バッテリーの消耗」で、「個人情報漏洩」は4位となっている。 - 高校生の約半数がTwitterを実名で利用 MMDとマカフィーの調査
MMD研究所とマカフィーは、3月27日に「高校生、大学生、社会人20代・30代のSNS利用に関する意識調査」の結果を発表した。高校生Twitter利用者の52.7%は実名で、うち41.1%は「すべての人」に情報を公開。投稿内容が問題になったことがある高校生は約2割で、そのうち8割以上が「問題になると思わなかった」と答えている。 - 10代女子の検索は「検索サイトよりSNS」 電通総研の調査
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.