「LINEMO(ラインモ)」を使い始めるまでの物語(eSIM編):ふぉーんなハナシ(ロング版)(3/3 ページ)
大手キャリアのオンライン専用プランの先陣を切る形で、ソフトバンクがLINEMOの提供を開始しました。eSIMの契約を申し込んだのですが、思ったよりも大変なことになりました……。
翌朝手続きが完了
「サービス開始日にLINEMOデビュー」を果たせなかった悲しみを胸に、朝のメールチェックを行った所、8時過ぎにようやく契約手続きが完了したようで「eSIMプロファイルダウンロードのお知らせ」というメールが届きました。
eSIMを書き込む
このメールに記載されているURLにアクセス後、以下の手順でeSIMを設定します。
- 申し込み時に登録した電話番号を入力し、「認証コード(ワンタイムパスワード)」の受け取り方法を選択する
- 受け取った認証コードを入力する
- eSIMを書き込む端末の種別を選ぶ(「iPhone・iPad」か「Android」)
- 画面に表示されたQRコードを書き込み対象の端末で読み込む
- eSIMが書き込まれたら端末を再起動する(必要に応じて)
- APN(データ通信の接続先)を設定する
なお、eSIMを書き込む際は「QRコードを表示する端末」と「eSIMを書き込む端末」を“別に”用意する必要があります。QRコードを表示する端末は、スマホでなくても構いません(私はPCを使いました)。
どの端末にeSIMを書き込もうか迷いましたが、今回は「Pixel 4a(5G)」に書き込んでみることにしました。一応、LINEMOで動作確認の取れている端末です。
Pixel 4a(5G)で書き込む手順は以下の通りです。QRコードを表示する端末では、QRコードをあらかじめ表示しておきましょう。
- 端末設定を開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「モバイルネットワーク」の横にある「+」アイコンをタップ
- 「代わりにSIMをダウンロードしますか?」をタップ
- 「次へ」をタップ
- ダイアログが出てきたら「OK」をタップ
- LINEMOのQRコードをカメラで読み取ってしばらく待つ
- 「有効化」をタップ
- 「携帯通信会社の確認コード」にネットワーク暗証番号を入力して「次へ」をタップ
- しばらく待つ
- 「LINEMOは有効です」と出たら「完了」をタップ
APNも設定しないと……
これでeSIMの書き込みは完了……ですが、セットアップはもう少し続きます。続けて、APNを設定します。eSIM対応のAndroid端末の場合、以下の手順で設定できます。LINEMOのAPNをプリセットしている端末なら、それを選ぶだけでOKです。
- 端末をいったん再起動する
- アンテナピクトが出てくるかどうかを確認する(最初は「3G」と出る)
- 端末設定を開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「モバイルネットワーク」をタップ
- 「詳細設定」をタップ
- 「アクセスポイント名」をタップ
- 画面右上のメニューバー(縦向きの「…」)をタップ
- 「新しいAPN」をタップ
- LINEMOのWebサイトを参照してAPNを入力する
- 画面右上のメニューバー(縦向きの「…」)をタップ
- 「保存」をタップ
- 新しく登録したAPNのチェックボックスを選択する
- データ通信を行えるかどうか確認する
APNの設定を完了すると、SMSとメールが送られてきました。SMSには「電源を入れ直し、電話番号が表示されるかご確認ください」とのこと。電源の入れ直しはしませんでしたが、割り当てられた電話番号がきちんと表示されました。メールは登録完了を知らせるものです。
メールを良く読むと、各種契約手続きを行うためのWebサイト「My Menu」への登録をしてほしいとのこと。後ほど登録することにして、いったんここでセットアップは終えようと思います……。
感想:思ったより大変だった……(8割は契約の遅延)
新しくサービスの初日は、申し込みが殺到する場合があります。今回もご多分に漏れなかったようで、13時頃に手続きが完了したにもかかわらず、契約完了は翌朝となってしまいました。
申し込みサイトによると、eSIMの申し込みが多いようなので、早くLINEMOを使いたいなら、現時点では普通のSIMカードを申し込んだ方が良いかもしれません。
eSIMの書き込みはスムーズに進み、APN設定も労せずできました。ただ、それは私が“慣れている”からです。スマホの設定に関する知識がない人が使うのは、なかなかに厳しいかもしれません……。
「LINEMO、気になっている」という人は、まずLINEMOのWebサイトにある初期設定方法の手順書を読んでみてください。読んでみて「分かる」「自分でもできそう」と思ったら、乗り換えや新規契約を検討してみてもいいと思います。
関連記事
- 18歳以上が契約可能、支払いは当面クレカのみ、SIMロック解除必須――ソフトバンクが「LINEMO」の詳細を公開
3月17日にサービスを開始する「LINEMO(ラインモ)」が、サービス仕様の詳細を明らかにした。他社のオンライン専用プラン(ブランド)とは異なり、18歳から本人名義で契約できるが、未成年名義で契約には法定代理人が必要となる。また、ソフトバンク/Y!mobile端末を含めてSIMロックの掛かった端末はロック解除が必須となる。 - SoftBank on LINEの正式名称は「LINEMO(ラインモ)」 3月17日にサービス開始 通話準定額抜きで2480円から
ソフトバンクがLINEと協業して提供するオンライン専用通信サービスの名称が「LINEMO(ラインモ)」に決まった。通話準定額をオプション化することで、当初予定と比べて月額料金は500円値下げされる。サービスは3月17日に開始する。 - LINEの個人情報が海外から閲覧可能? LINE「説明が十分ではなかった」と謝罪
LINEユーザーの個人情報が、海外の委託先からアクセス可能だった――とする報道に対し、LINEがコメントした。外部からの不正アクセスや情報漏えいが発生した事実はない。一方、中国の委託先では、一部公開コンテンツと通報されたトークテキストのモニタリング業務を行っているという。 - 「Pixel 4a(5G)」「Pixel 5」が10月15日発売 5G対応、超広角カメラを搭載
Googleが10月1日、Pixelシリーズの最新スマートフォン「Pixel 4a(5G)」と「Pixel 5」を発表。いずれも10月15日に日本で発売する。2機種ともカメラを搭載しており、超広角カメラやポートレートモードで夜景モードが利用可能になった。 - ドコモの「データプラス」を電話で「5Gデータプラス」にするまでのドキュメント
NTTドコモが、FOMA/Xi契約から5G契約への契約変更を電話でも受け付け始めました。早速、電話で手続きしてみました。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.