auが「povo」移行に当たっての注意点を公開 一部ユーザーは4月から移行を受け付け
KDDIと沖縄セルラー電話が、3月23日から提供する「povo(ポヴォ)」について注意点を更新した。SIM交換を伴うユーザーのプラン変更は4月以降に受け付けるなど、既存のauユーザーはよく確認しておきたい。
KDDIと沖縄セルラー電話が3月23日から提供を開始するオンライン専用料金ブランド「povo(ポヴォ)」。auの既存料金プランからの移行を考えている人もいると思うが、移行に当たっては注意点が幾つかある。この記事では、3月18日に追加された注意点を簡単に解説する。
- →auの「povo(ポヴォ)」は189機種に対応(SIMフリー含む) SIMカードはそのままで移行可能(条件あり)
- →auの「povo(ポヴォ)」は3月23日スタート 早期申し込みで「家族割プラス」のカウント対象に
SIMカードの交換が必要なユーザーは4月から受け付け
既出の通り、povoは「au VoLTE」に対応するスマートフォンで利用できる。そのため、以下のいずれかに当てはまるユーザーは「au IC Card(SIMカード)」の交換が必須となる。
- VoLTE非対応のauスマホを利用している(黒いSIMカードを使っている)ユーザー
- 一部のiPhoneを利用しているユーザー(詳しくは後述)
- auケータイを利用しているユーザー
SIMカードの交換が必要なユーザーについては、povoへのプラン変更を4月から受け付ける。詳しい日時は後日発表されるという。
なお、VoLTE非対応のauスマートフォンやauケータイを利用しているユーザーは、SIMカードの交換に加えて、別途au VoLTEに対応するスマホを用意する必要がある。
現在使っているスマートフォンのau Nano IC Card(SIMカード)が右のように銀色の場合は、SIMカードを交換せずにpovoへ移行できる。一方で、左のような黒色のSIMカードの場合はpovoへの移行と同時にSIMカードの交換も必要となる
一部のiPhoneにおけるSIMカードの交換について
一部のiPhoneは端末の設定によって、黒いSIMカードでVoLTEに対応している。しかし、povoではこの組み合わせでの利用をサポートしないため、SIMカードの交換が必要となる。
以下のiPhoneを黒色のSIMカードで利用している場合は、4月以降にSIMカードの交換手続きを行うことでpovoに移行できる。
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
- iPhone SE(第1世代)
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
オンラインでpovoに移行できないプラン
20歳以上の個人ユーザーであれば、auの既存プランからオンラインでpovoに移行できる。ただし、既報の通り、当面の間は≪「契約解除料」「番号移行手数料」「契約事務手数料」がau通信サービスの利用料金としていったん請求され、その後povoの利用料金の割引で相殺されることになる。
ただし、auで契約しているプランが「LTE プラン(V)」(VoLTE契約用の「LTEプラン」)となっている場合は、移行前に手続きが必要となる。サービス開始日以降に、povoのチャット窓口に問い合わせるようにしよう。
移行前に解約/変更が必要なサービス
povoでは、auブランドで利用していたサービスが一部利用できない。以下のサービスを契約している場合は、事前に解約またはプラン変更を行わないとpovoへと移行できない。
- ナンバーシェア
- タブレットデータシェアプラン(※1)
- タブレットプラン ds(2年契約/3年契約)(※1)
- スマホセット割(※1)
- Qua Stationプラン ds(※2)
- 無線LAN STICKプラン ds(※2)
(※1)My au(契約者向けWebサイト)では手続き不可(auショップやauお客さまセンターで対応)
(※2)My auやお客さまセンターでは手続き不可(auショップで対応)
その他、以下のサービスはpovoへの移行と同時に自動解約される。解約に伴いデータが自動削除されるので、必要に応じてバックアップを取るようにしよう。
- キャリアメール(ezweb.ne.jp/au.com)
- 留守番電話サービス
- データお預かりサービス(※3)
(※3)auスマートパス/スマートパスプレミアムに加入していない場合
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