Xiaomi、“バジェットハイエンド”の「POCO F3」(5G対応)と「POCO X3 Pro」を欧州で発売
Xiaomiが“低価格なハイエンド”、「POCO」シリーズの新端末を発表した。5G対応の「POCO F3」は約4万5000円からだ。欧州で発売する。
中国Xiaomiは3月22日(現地時間)、オンラインで開催したイベントで、いわゆる“バジェットハイエンド”端末「POCO F3」とより安価な「POCO X3 Pro」を発表した。欧州で24日に発売する。価格はX3 Proは249.9ユーロ(約3万2500円)から、5GサポートのF3は349.9ユーロ(約4万5000円)から。
POCOシリーズはXiaomiが2018年に「POCO F1」で開始した廉価版シリーズ。昨年9月に「POCO X3 NFC」を発売しているが、POCO F2はスキップしてF3の登場となった。
F3の主なスペックは、ディスプレイは6.67型有機EL(2400×1080ピクセル、リフレッシュレートは120Hz)、プロセッサは米Qualcommの「Snapdragon 870 5G」で5Gをサポートする。メモリ/ストレージは6GB/128GBか8GB/256GBの2択だ。アウトカメラは4800万画素のメイン、800万画素の超広角、500万画素のテレマクロの3台。インカメラは2000万画素1台。バッテリーは4520mAhで無線充電には非対応だ。サイズは76.4(幅)×163.7(高さ)×7.8(奥行き)mm、重さは196g。色はArctic White(白)、Night Black(黒)、Deep Ocean Blue(紺)の3色。
X3 Proは5G非対応。主なスペックは、ディスプレイは6.67型液晶(2400×1080ピクセル、リフレッシュレートは120Hz)、プロセッサはQualcommの「Snapdragon 860」、メモリ/ストレージは6GB/128GBか8GB/256GBかの2択。アウトカメラは4800万画素のメイン、800万画素の超広角、200万画素のマクロ、200万画素の深度センサーの4台。インカメラは2000万画素1台。バッテリーは5260mAhで無線充電には非対応。サイズは76.8(幅)×165.3(高さ)×9.4(奥行き)mm、重さは215g。色はPhantom Black(黒)、Frost Blue(水色)、Metal Bronze(黒茶)の3色。
関連記事
- XiaomiがAppleを抜きスマホ出荷数3位に さらに上を目指すのに必要なことは?
新型コロナウイルスの影響で、スマートフォンメーカーは出荷台数を大幅にダウンさせた。中国市場で出荷台数を回復させたHuaweiがSamsungをわずかな差で抜いて初のシェア1位となった。そして迎えた第3四半期(7月〜9月)は、XiaomiがついにAppleを抜いて3位に浮上したのだ。 - Xiaomi、Snapdragon 732G搭載の「POCO X3 NFC」を229ユーロで発売へ
XiaomiがQualcommの最新プロセッサ「Snapdragon 732G」搭載のミッドレンジ端末「POCO X3 NFC」を発表した。欧州で9月17日に発売する。価格は6GB/64GBで229ユーロ(約2万8800円)から。 - Qualcommが「Snapdragon 732G」発表 730GからCPU・GPU性能が向上
米Qualcommが8月31日(現地時間)、ミッドレンジ帯のプロセッサ「Snapdragon 732G」を発表。Snapdragon 730Gの後継チップとなり、CPUとGPUの性能が向上している。POCOがSnapdragon 732Gを搭載した最初のスマートフォンを発売する予定。 - Xiaomi、Snapdragon 845搭載で約3万円の「POCO F1」をインドで発売へ
中国Xiaomiが、Snapdragon 845搭載で約3万円の「POCO F1」をインドで発表した。フランス、香港、インドネシアでも発売する計画だ。発表イベントでは「Galaxy S9」や「OnePlus 6」との性能比較も紹介した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.