ニュース
ソラコムのIoT通信サービスがauの5Gに対応
ソラコムのIoTプラットフォーム「SORACOM」にて、KDDIの5G/4G LTEが利用できるデータ通信契約「planX2」を提供開始。SORACOM IoT SIM(plan01s)にサブスクリプションを追加して利用できる。
ソラコムが3月30日、IoTプラットフォーム「SORACOM」向けにKDDIの5G/4G LTEが利用できるデータ通信契約「planX2」を提供開始した。5G対応により、大量の機械のログデータや映像データをクラウド側で解析する、といった用途を想定している。
利用者は新規で購入、または保持しているSORACOM IoT SIM(plan01s)にサブスクリプションを追加して利用できる。ユーザーコンソール(グローバルカバレッジ)かAPIから操作し、1回線単位で「サブスクリプション追加」を選択可能だ。
利用料金は、基本料金が1日0.06ドル(約7円)、サブスクリプション利用料金が月1.8ドル(約198円)、データ通信料金が1MBあたり0.01ドル(約1円)。SMS利用料金は、IoTデバイスへのSMS送信が1通0.005ドル(約0.6円)、IoTデバイスからのSMS送信は1通0.4ドル(約44円)。この他、初期費用としてSORACOM IoT SIMの料金やサブスクリプション追加費用が必要となる。
本サービスはOTA対応製品で利用でき、planX2に対応する動作確認済みOTA対応モジュールは以下の通り。
5G/4G LTE対応
- モジュール:Thales DIS MV31-W(5G/4G LTE)
4G LTE対応
- モジュール:Quectel EC21-J(4G LTE)
- ドングル:GreenHouse GH-UDG-MCLTEC(4G LTE)/SORACOM Onyx LTE USB ドングル SC-QGLC4-C1(4G LTE)
関連記事
- 5Gは「企業のDXを実現する手段」、ソラコムとも連携 KDDIの法人戦略を聞く
携帯大手3社の中でも、5Gが低調なスタートを切ったことに最も危機感を募らせているのがKDDIだ。一方で、コロナ禍が企業のDXを加速させていることから、キャリアにとっては大きなビジネス機会となることも確か。現在は5Gの高速大容量通信を生かし、AI技術を活用した画像解析の活用が多いという。 - ソラコム、auの5Gを利用したMVNO事業を2020年度中に開始
KDDIグループのソラコムは、IoT通信プラットフォーム「SORACOM」でau 5Gネットワークを利用したMVNO事業を2020年度中に開始。「AWS Wavelength」を活用した、超低遅延アプリケーション環境の実証実験も行っている。 - ソラコム、1枚のSIMに複数の通信契約を追加できる「サブスクリプション コンテナ」提供
ソラコムが7月14日、1枚の「SORACOM IoT SIM」に、複数の通信契約を追加できる「サブスクリプション コンテナ」の提供を開始した。複数のサブスクリプションを契約している場合、安価なものに自動で切り替わる。アジア・パシフィック向けのプランでは、従来よりも7割以上安価になるという。 - ソラコムが海外向けeSIMサービスを提供 QRコード不要でiOSアプリから設定可能
ソラコムが、海外で利用できるeSIMサービス「Soracom Mobile」を2020年2月21日から提供する。海外へ出張や旅行をする人を主なターゲットとした、コンシューマー向けのサービス。QRコードを読み取る必要がなく、iOSアプリからプロファイルの書き込みができる。 - 「SORACOM Air for セルラー」が100万契約を突破 提供開始から3年半で
ソラコムは、6月19日にIoTプラットフォーム「SORACOM」のデータ通信サービス「SORACOM Air for セルラー」のIoT契約回線数が100万回線を突破したと発表。世界中で利用できる6種類の通信と13のサービスを提供し、1万5000を超えるユーザーに利用されている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.