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普及価格帯の5Gスマホ「Galaxy A52 5G」が登場 A32との違いは?山根康宏の海外モバイル探訪記

Samsungは、Galaxy Sシリーズとは別に展開しているGalaxy Aシリーズの5G化を着々と進めています。このGalaxy Aシリーズの5Gモデルの最新機種が「Galaxy A52 5G」です。プロセッサにSnapdragon 750G、6.5型(1080×2400ピクセル)のディスプレイを搭載します。

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 世界各国の5Gの展開は着々と広がっています。日本でも2万円台の5Gスマートフォンが出てきたことから分かるように、2021年の各メーカーの新製品は普及価格帯のモデルも5G対応が当たり前になりつつあります。

Galaxy A52
Samsungの「Galaxy A52 5G」

 Samsungは、Galaxy Sシリーズとは別に展開しているGalaxy Aシリーズの5G化を着々と進めています。2021年のラインアップは、モデル名の下1桁が「2」となります。2020年10月に「Galaxy A42 5G」を発表した後、2021年1月に「Galaxy A32 5G」を発表。このA32 5Gは日本でも発売されました。

 このGalaxy Aシリーズの5Gモデルの最新機種が「Galaxy A52 5G」です。プロセッサにSnapdragon 750G、6.5型(1080×2400ピクセル)のディスプレイを搭載します。なお、ディスプレイのリフレッシュレートは120Hzと高速なのも特徴の1つになっています。インカメラはパンチホール、3200万画素と高画素です。

Galaxy A52
6.5型ディスプレイは120Hzで駆動

 同じ6.5型ディスプレイのGalaxy A32 5Gと比べてみました。Galaxy A32 5Gは解像度が720×1600ピクセルと低く、インカメラは水滴型ノッチで1300万画素。ベゼルの幅も広く、本体サイズも大きめとなっています。このあたりはGalaxy A52 5Gが上位モデルなのできっちり差別化されています。

Galaxy A52
Galaxy A52 5G(左)とGalaxy A32 5G(右)

 背面には4眼カメラを搭載。写真の色はAwesome Violet(紫)ですが、表面仕上げは光沢を抑えており、指紋の跡が付くことはありません。表面は細かくざらつくような仕上げで、布を張ったような印象も受けます。安っぽさはなくパステル系の色合いはとても美しいと感じました。

Galaxy A52
マット仕上げの背面

 カメラ周りは台座の部分が本体と滑らかにつながっています。OPPOの「Find X3 Pro」ほどではありませんが、シームレスに本体とつながるデザインはエレガントでやはり美しい感じがしますね。

Galaxy A52
カメラの台座部分は本体と滑らかにつながる

 背面もGalaxy A32 5Gと比べてみました。Galaxy A32 5Gはカメラ1つ1つが独立した配置になっており、雰囲気はだいぶ異なります。

Galaxy A52
背面を比較。Galaxy A52 5G(左)とGalaxy A32 5G(右)

 カメラ部分以外も比較してみました。Galaxy A52 5Gの指紋認証センサーはディスプレイへの埋め込み型。Galaxy A32 5Gは側面の電源ボタンに一体化。そのため、電源キーの形状が異なることも分かります。

Galaxy A52
カメラ周りの比較。Galaxy A52 5G(左)とGalaxy A32 5G(右)

 カメラは6400万画素(メイン)、1200万画素(超広角)、500万画素(マクロ)、500万画素(深度測定)と悪くありません。ミドルハイレンジモデルとしては十分でしょう。

Galaxy A52
カメラの「その他」設定を見る

 香港での価格は3998香港ドル(約5万7000円)。Galaxy A32 5Gが2698香港ドル(約3万9000円)、Galaxy A42 5Gが3198香港ドル(約4万5000円)と価格もうまく分けています。日本へはGalaxy A32 5Gが投入されているため、性能差の小さいGalaxy A42 5Gよりも、Galaxy A52 5Gが発売される可能性もあるかもしれませんね。

Galaxy A52
日本投入もあるかもしれない

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