Apple、Podcastアプリで有料番組サブスクに対応 デザイン刷新で「チャンネル」も
AppleがPodcastアプリでサブスクリプションに対応する。ユーザーは5月から、月額あるいは年額購読料を支払うことで、広告なしなどの特典付きで番組を聴ける。次のアプリ更新で、番組を紹介する「チャンネル」機能も追加される。
米Appleは4月20日(現地時間)に開催したオンラインスペシャルイベント「Spring Loaded.」で、Podcastアプリでの有料Podcastのサポートと、Podcastアプリの刷新を発表した。ユーザーはアプリ内で広告がなかったりボーナスコンテンツが聴けるなどの特典のある有料版をサブスクリプションできる。5月に日本を含む170カ国以上で開始する。
クリエイターが有料版を提供するには、年額19.99ドルのApple Podcasters Programへの加入が必要。また、収益の一部をAppleが手数料として徴収する。手数料は、最初の1年間は収益の30%で、その後は15%になる。サブスクリプションの価格はクリエイターが設定でき、年間請求の設定もできる。上の画像の例では月額2.99ドルになっている。
アプリの刷新で、新たな“チャンネル”機能が追加される。現在のアプリは、個々のPodcastの紹介が非常にシンプルだが、クリエイターは「Apple Podcasts Connect」ダッシュボードで、自分のチャンネルにエピソードごとのアートワークを追加したり、お勧めの番組をトップに配置したりすることで、新たなリスナーにアピールできる。
新しいApple Podcastアプリは、来週予定されているiOSおよびiPadOSのバージョン14.5へのアップデートで利用可能になる予定だ。
関連記事
- iPhone 12とiPhone 12 miniに新色「Purple」登場 4月30日発売
AppleがiPhone 12とiPhone 12に新色「Purple(パープル)」を追加する。4月23日から予約を受け付け、4月30日に発売する。【更新】 - 新「iPad Pro」発表 M1チップ搭載で5Gにも対応、12.9型モデルはLiquid Retina XDRディスプレイ搭載
Appleが新型の「iPad Pro」を発表した。ディスプレイサイズは11型と12.9型の2種類を用意。iPadとしては初めて「Apple M1チップ」を搭載し、Wi-Fi+Cellularモデルは5Gにも対応。12.9型モデルは、より高輝度かつ高コントラストのLiquid Retina XDRディスプレイを搭載している。 - Appleが新しい「Apple TV 4K」を5月後半に発売 プロセッサを強化して高速化 新しいリモコンも
Appleが、第2世代の「Apple TV 4K」を発売する。4K/60HzのHDR動画に対応した他、新しいリモコン「Siri Remote」を採用するなど操作性を向上している。 - AppleがFind My対応の紛失防止タグ「AirTag」を4月30日発売 1個29ドル(日本では3800円)から
Appleが、Find Myに対応する紛失防止タグを発売する。ボタン電池(CR2032)を採用することで、自分で電池交換できる設計となっていることが大きな特徴だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.