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Android版「COCOA」がアップデート 再起動なしで陽性者との接触を確認可能に
厚生労働省の「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」が、Android版「1.2.3」を配信開始。陽性者との接触の有無を1日1回程度定期的に確認し、接触があった場合に通知を行うよう機能を改善した。
厚生労働省は、4月21日に「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」でAndroid版「1.2.3」を配信開始した。
今回の修正版では陽性者との接触の有無を1日1回程度定期的に確認し、接触があった場合に通知するよう機能を改善。これまで1.2.2バージョン以前では、一部の端末では定期的に確認を行わない不具合があった。そのため、自身で定期的な再起動を行う必要があったが、アップデート後は定期的な再起動は不要となる。あわせて、アプリの安定性を向上させるための修正も行った。
なお、多くのAndroid搭載端末ではバッテリー消耗やデータ通信量の削減などを目的とし、バックグラウンドでのアプリの稼働を停止する機能が備えられている。省電力モードなどでアプリのバックグラウンドでの動作を制限すると通知を受け取るのが遅れる、または受け取ることができない場合がある。修正版での通知が受け取れるよう、Androidユーザーに端末設定を確認するよう呼び掛けている。
具体的には「バッテリーセーバー」「電池の最適化」「省電力モード」「省エネモード」「節電モード」「データセーバー」「バックグラウンドデータ制限」など、省電力機能やデータ通信の制限機能の対象から本アプリを外す、バッテリー残量が少なくなった場合のみに省電力モードなどに切り替わるような設定を推奨している。
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