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ミッドレンジだけど“カメラで選ばれたい”スマホ 「OPPO Reno5 A」の実力は?荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)

オウガ・ジャパンが6月11日に発売したスマホ「OPPO Reno 5 A」。「カメラで選ばれたい5Gスマホ」というキャッチコピーで販売していて、実際、それにふさわしい性能を備えていた。日中の風景や人物撮影はもちろん、高機能な夜景モードで夜間の撮影もばっちりだ。実際の写真とともに、じっくり紹介する。

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Reno 5 A
クアッドカメラを搭載する「OPPO Reno5 A」。「64MP AI-CAM」の文字がまぶしい

 何とキャッチコピーが「カメラで選ばれたい5Gスマホ」。ミドルクラスのスマートフォンでここを強調するのだから、どのくらいカメラが頑張ってるか、気になるじゃないですか。それが「OPPO Reno5 A」。指原莉乃がイメージキャラクターを務めている端末だ。

Reno 5 A
OPPOの新製品発表会にて。彼女が手に持っているのがReno 5 A

6400万画素のメインカメラはさすがのデキだった

 そのカメラはクアッドカメラ……といっても今や製品によってその構成が全然違うので数だけ言われても困る。Reno5 Aの内訳はこんな感じ。

Reno 5 A
クアッドカメラの構成。注目は何といっても6400万画素のメインカメラだ

 メイン(広角)カメラは64MP(6400万画素)。ここに力がこもっているのでその画質をチェックだ。レンズはF1.7と明るい。通常は4画素を1つにするので1600万画素の画像を撮れる。

 撮影時のポイントは「AIシーン強化」をオンにすること。鮮やかさよりリアルさを求めるならオフでもいいけど、個人的にはオンにして一発で鮮やかな絵を撮る方が向いていると思う。時節柄、カラっと晴れることがなく雲間からの陽射しを狙っているので条件はよくないのだけれども、階調もしっかりしているし、何よりディテールの描写がいい。

Reno 5 A
標準カメラアプリの画面。左端にある「AI」をタップすると「AIシーン強化」がオンになる。これと自動HDRの組み合わせは強力
Reno 5 A
メインカメラでガスタンク。パッと見では分かりづらいけど、拡大してみると手すりやワイヤーのディテールがしっかり出ている。この描写力はいい

 避雷針を支える細いワイヤーまでしっかり写っているのはさすがだ。このクラスでこの描写力はすごい。

 さらに「64MP」をオンにすると6400万画素の「9248×6936」というデカい画像になる。まあ普段はそこまではいらないかな。

Reno 5 A
メニューを引き出して「64MP」をオンにすると6400万画素モードになる
Reno 5 A
何と9248×6936ピクセル。でもまあ日常使いなら通常の1600万画素のモードでいい

 ちなみに、その上の「超高解像度」では12032×9024ピクセルの巨大な画像を撮れるが、64MPでの撮影に比べて目に見えて高精細になるって感じじゃないので、出番はそんなにないと思う。

 なお、1xの上に2xと5xのボタンも用意されているけど、どちらもメインカメラを使ったデジタルズームになる。

Reno 5 A
撮影倍率ボタンは2xと5xが用意されているが、どっちもデジタルズーム

 2xなら十二分な画質。5xだとちょいと荒れが目立つかな、だ。

Reno 5 A
2倍でガスタンク。拡大して見てもあまり気にならない
Reno 5 A
5倍でガスタンク。さすがにディテールはざわつくけど、元画像がいいのでけっこう描写できている

 いざというとき、さっとタップするだけで5xになるのはいいかも。

Reno 5 A
上空を通過していった旅客機(ボーイング787?)の後ろ姿がよかったので、とっさに5xにして撮ってみた

 超広角カメラは800万画素と画素数は抑えめ。でも色はきれいだ。

Reno 5 A
超広角カメラ。800万画素だけど発色や階調は悪くない

 では、実際に人を撮ってみる。

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