ニュース
DNP、ローカル5G向けSIMの機能を拡充 不正利用を防ぐペアリング機能も
大日本印刷は、ローカル5Gに対応したSIMカード「DNP SIM for ローカル5G」のサービスを拡充。特定の通信機器だけでSIMカードが利用できるペアリング機能や、通信の待ち受け時にSIMカードの消費電力を抑える機能を追加した。
大日本印刷(DNP)は、7月13日にローカル5Gへ対応したSIMカード「DNP SIM for ローカル5G」のサービスを拡充した。
SIMカードの不正利用防止やセキュリティ向上に向け、特定の通信機器のみ利用できるペアリング機能を搭載。IoT機器の長時間駆動での安定性のため、通信の待ち受け時にSIMカードの消費電力を抑える機能も追加している。
また、同社は国際電気通信連合から発行者識別番号(IIN)を取得。これによりSIMカードの製造や販売だけでなく、ICカード識別番号(ICCID)の付与も一貫して可能となった。あわせて、SIMカードを初めて扱う地域の企業や団体へ、IMカード導入に関するコンサルティングや運用支援などのサービスも提供する。
関連記事
- NTTコムがローカル5Gの支援サービスを提供 ドコモとも連携して“キャリア品質”目指す
NTTコミュニケーションズが、2021年3月31日から「ローカル5Gサービス」を提供する。企業がローカルを5G導入する際のコンサルティング、免許取得、機器構築、運用などの支援をトータルで行う。NTTドコモが持つ、エリア調査や回線設計などに関する知見を取り入れることで、高品質なエリア構築を目指す。 - NEC、全国初となる4.7GHz帯のSA構成ローカル5G無線局免許を取得
NECは、2月9日に全国初となる4.7GHz帯(4.6〜4.9GHz)でスタンドアロン構成のローカル5G無線局免許を取得。対象は本社ビル内「NEC Future Creation Hub」と玉川事業場内「ローカル5Gラボ」の無線局。 - シャープ、ローカル5Gの実証実験を行う「Local 5G Trial Field」開設
シャープは、ローカル5Gを活用した新たなソリューションを共創する場として「SHARP Local 5G Trial Field」を同社の幕張事業所と広島事業所内に開設する。 - パナソニックがローカル5Gの実験試験局免許を取得 自社拠点で実証実験
パナソニック システムソリューションズ ジャパンは、1月13日にSub6帯域を活用したローカル5G SAシステムの実験試験局免許を取得。自社拠点でローカル5Gの実証実験を開始する。 - ローカル5G新周波数の免許申請受付スタート Sub-6の4.6〜4.9GHzが利用可能に
総務省が12月18日、ローカル5Gで使用する新たな周波数の無線局免許申請の受付を開始した。ローカル5Gで使用できる周波数は「ミリ波」の28.2GHz〜28.3GHzだったが、今回新たに受け付けるのは4.6GHz〜4.9GHz帯と28.3GHz〜29.1GHz。NTT東日本、NTT西日本、NTTコム、GMOインターネット、京セラなどが免許申請を行った。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.