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ライカのスマホ「Leitz Phone 1」はここが“新しい” AQUOS R6との違いも含めて徹底検証荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)

7月12日にソフトバンク独占、SIMロックフリーで発売されたライカがデザインするスマホ「Leitz Phone 1」。シャープが製造し、カメラのレンズはズミクロンでセンサーは1型だ。一眼レフを思わせる画像のナチュラルさや、独自のモノクロ撮影機能「Leitz Looks」もおもしろい。RAW撮影にも対応しているが、今回は日常的な使い心地を重視して紹介する。

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Leitz Phone
赤いライカのロゴが際立つ「Leitz Phone 1」。AQUOS R6とはまったく異なったテイストのデザインとなっている

 ライカ(Leica)がスマートフォンを発売した。その名も「Leitz Phone 1(ライツフォンワン)」。シャープの「AQUOS R6」を知っている人なら「ああ、あれのライカバージョンか」と思うかもしれないが、まさにその通りで、Leitz Phone 1の製造元もシャープ。ディスプレイもPro IGZO OLEDだし、もちろんカメラユニットも同じだ。

 ただ、見た目の印象は全然違うし、ちょっとしたギミック、画面デザインやカメラアプリに違いがある。あとは価格も違う(Leitz Phone 1は税込み18万7920円、AQUOS R6は税込み11万5632円〜13万3920円)。AQUOS R6はドコモとソフトバンクから、Leitz Phone 1はソフトバンクから独占かつSIMロックフリーで発売され、Leitz Phone 1はライカの製品でありながら「日本のみの発売」なのである。

ライカデザインのスマホはここが違う

 まずライカのデザインに注目ってことで、AQUOS R6と比較だ。それぞれ別の日に撮っているので陽射しの当たり方とかが全然違うのはご了承を。

 Leitz Phone 1はカメラ回りが円形でAQUOS R6は角が丸い長方形なので印象はまったく異なるが、よく見ると各種パーツの位置関係は同じだ。

Leitz Phone
シャープのAQUOS R6のカメラユニット部。角が丸い長方形になっている
Leitz Phone
Leitz Phone 1のカメラユニット部。よく見るとカメラやToFセンサー、LEDの位置は同じだ。でも印象がまったく異なる

 レンズはSUMMICRON(ズミクロン) F1.9で19mm。ASPH.は非球面レンズのこと。19mmは35mm判換算で19mm相当という意味で、実焦点距離が19mmというわけじゃない。レンズの右上にあるのは距離を測るToFセンサー。右下はLEDライトだ。

 レンズユニットの右上にカメラ好きにはおなじみのLeicaのロゴがはいっている。ボディーの形状も左右が丸いライカ風のデザイン。

Leitz Phone
断面で見ると左右の丸みがライカっぽい

 側面にある滑り止めのギザギザも特徴だ。

Leitz Phone
側面は細かい凸凹が特徴だ

 で、この写真で分かるように、レンズキャップも用意されている。マグネットでくっつくようになっていて、装着するときは被せてやるだけでペタン。なので勝手に外れることは(たぶん)ない。外すときは、強引に外してもいいけど薄くてちょいと持ちづらいので、左右どちらかにひねってやるといい。そうすると、すっとはずれるのだ。

Leitz Phone
レンズキャップのデザインはレトロだが、マグネットを使っているので外れにくいのがよい。ちゃんと「Leica」のロゴ入り

 さらに製品にはシリコン製のケースも付いてくる。ボディーを傷つけたくないとか、滑りづらくなるとかメリットはあるけれども、それだけ分厚く重くなる、さらに厚みがある分、レンズキャップを外しづらいというデメリットもあるので好き好きで。ライカのロゴはこっちの方がカッコいいけど。

Leitz Phone
黒いシリコンケース。よりシンプルになってLeicaロゴが目立つのだけど、レンズキャップ外しづらいかな

 さて、カメラの実力を見てみよう。

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