Huaweiから独立のHonor、フラグシップ「Magic3」シリーズをグローバルに発表
Huaweiから独立したHonorが、フラグシップ端末「Magic3」シリーズを発表した。まずは中国で発売するが、世界展開を計画している。価格は899ユーロ(約11万6500円)から。
中国Huaweiの元サブブランドで、昨年11月に独立した中国Honorは8月12日(現地時間)、新フラグシップスマートフォン「Magic3」シリーズを発表した。「Magic3」「Magic3 Pro」「Magic3 Pro+」という3台のラインアップだ。まず中国で発売するが、世界展開を計画しているという。価格は899ユーロ(約11万6500円)から。
Huaweiから独立したので、中国以外では米Googleのアプリとサービスも使える。上位2モデルのプロセッサは米Qualcommの「Snapdragon 888 Plus」だ(Magic3のプロセッサは「Snapdragon 888」)。
ディスプレイは3モデル共通で、6.76型の有機EL。側面が89度の曲率でカーブしており、リフレッシュレートは120Hzだ。ハイエンドのPro+のみ通常の保護パネルの3倍の強度を持つ「Nano Crystal Shield」を採用した。
ハイエンドのPro+のデザインは、元親会社Huaweiの「Mate 40 Porsche Design」に似ている。
アウトカメラは5000万画素の広角、6400万画素のテレフォト、6400万画素のモノクロ、6400万画素の超広角の4台が六角形状の枠内に収まっている。インカメラはディスプレイ内の右上の楕円の穴に配置された1300万画素の超広角とToFカメラの2台。
この他の主なスペックは、メモリとストレージは12GBと512GB、バッテリーは4600mAhで高速無線充電対応、ディスプレイ内の指紋センサーと顔認証でのロック解除が可能だ。色はセラミックブラックとセラミックホワイトの2色。サイズは162.8×74.9×9.9mm、重さは236g。
下の2つのモデルは前面はほぼ同じ、背面のカメラのデザインが6角ではなく円で、無印とProでもやや異なる。スペックの違いは主にカメラだ。
価格は、無印が899ユーロ、Proが1099ユーロ、Pro+は1499ユーロ。日本で販売されるかどうかは不明だ。
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