刷新したUQ mobileのプランとpovoはどちらがお得? 20GBで月額2728円プランを比較:povoの乗換方法も(3/4 ページ)
UQ mobileは夏から9月2日にかけて段階的に料金プランを刷新し、auからより乗り換えやすくなった。オンライン専用プラン「povo」もあるが、UQ mobileの方がサービス面は充実している。povoは、使い放題24時間などのトッピング(オプション)をうまく活用できる上級者向けサービスという側面が強い。
オンライン契約のみ! povoの契約方法を確認する
povoでは、auが販売した「iPhone 6s」以降や近年のAndroidスマホ(5Gまたは4G対応かつau VoLTEに対応)を利用できる。非対応のスマホを利用中の場合はauのプランを契約中に機種変更するか、別途対応するSIMロックフリーのスマホを購入しよう。
povoに変更した後でauのスマホへ機種変更しようとしても、「端末単体購入(白ロム機)」の扱いとなる。さらにECサイト「au Online Shop」では機種の予約や故障紛失サポートを利用できない。
au以外のスマホを使う場合、SIMロックフリーやSIMロックを解除したiPhone 6s以降や、auネットワークに対応したAndroidスマホを利用できる。ただ、Androidの中にはauネットワークに非対応の製品もあるので、povoのサイトに掲載されている動作確認情報を確認しよう。発売直後の製品はすぐに掲載されないが参考になる。
契約前に、キャリアメールの代わりに、povoへの登録や今後各サービスで利用するメールアドレスを準備しよう。日常的に利用しているショッピングや会員サービスにキャリアメールを登録している人は、先にメールアドレスを変更しておいた方がスムーズだ。重要なメールは別途保存しておいた方がいい。
また、auを利用していた場合は「データお預かり」や「auじぶん銀行」の他、auの資産運用関連サービスなどいくつかのau契約者特典を受けられなくなる。キャリア決済や「auスマートパス」、支払方法は引き継がれる。
auから移行する場合
auで近年のスマートフォンとプランを利用している場合は、povoのサイトから申し込む。au IDの入力以外で迷う部分はほぼないだろう。多くの人は申し込み当日か、夜間申し込みなら翌朝に契約がpovoへと変更される。
利用に際して、SIMカードの交換や特別な設定は必要ない。各種手続きは「My au」アプリが使えなくなり、そのかわりにpovoのサイトか「トッピング」アプリを使うことになる。
ただし例外もある。auでiPhone 6s/6s Plus/7/7 Plus/SE(第1世代)を購入して利用している場合、iPhone自体はpovoでも使えるが、SIMの到着後にSIM交換が必要となる。povoでは使えないau VoLTE非対応のAndroidスマホ利用者で、povoに乗り換えてSIMロックフリースマホを使う予定の人も同様だ。また「LTEプラン(V)」「2年契約(自動更新なし)」の契約者は、povoのチャットから契約手続きの方法を問い合わせる必要がある。
povoに移行した月の利用料金はauとpovo両方のプランが日割りとなり、利用できる通信容量は変更前と後のプランの月間データ容量のうち大きい方が適用される。
「使い放題MAX 5G/4G」プランの場合、使い放題MAX 5G/4Gで加算される通信容量ではなく、テザリングなどで利用できる通信容量が適用される。使い放題MAX 5G/4Gや通信容量20GB以上のプランからの変更は月の前半がお得だ。それ以外のプランは都合のいいタイミングで問題ない。
では、新規契約や他社からのMNPを利用した移行の場合はどうか。
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